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2011年3月のバックナンバー

「気分はまだ冬」

2011年3月30日

東京は桜の開花宣言もあったが 道行く人の服装はまだ冬のままであることに気がつく。
ダウンジャケットにマフラー、マスク姿が多く、コートを脱いでいる人は少数派だ。
たしかに寒い日が多く、また日中気温が上がっても朝夕は肌寒いことも事実だ。
しかし、どうもそれだけではないような気がする。
気分が寒いのだ。
被災地の雪混じりの天気をテレビで見て、寒さを耐える被災者の苦しみを見ていると、こちらもとても春の到来を受け入れられない気分になってしまう。
花見の相談をしている人にほとんど出会わない。
いつもなら桜の開花前から花見情報がマスメディアを賑わすが今年は影をひそめている。
春の明るい装いに変えて街を歩く気分になれない「震災症候群」が列島の桜前線より勝っている。

絶好調!「ブクブクアワー」ヘルスカンパニー

2011年3月30日

動画番組で紹介した愛知県の「ヘルスカンパニー」はその後も快進撃だ。
入浴剤「 ブクブクアワー」が、大手雑貨店「ロフト」で入浴剤人気No1を東西共に獲得し、雑誌などでも紹介されている。
同社はこれまで主に温浴施設などの業務用が主だったが、ここにきて雑貨店やドラッグストアで女性向け入浴剤に力を入れていた。

 

ラーメン具材専用高菜登場、オギハラ食品

2011年3月30日

福岡県大牟田市の「オギハラ食品」では、新製品「高菜屋のラーメン高菜」を発売した。
「高菜屋のラーメン高菜」は、ラーメンのトッピング具材として特化した高菜で、①スープにうま味を与える相性の良い味付け②麺と絡みやすいカットサイズ③使いやすい容量が特徴だ。
味付けの基本となる唐辛子にもこだわり、厳選した2種類の唐辛子を、辛さと香りを引き出すため油とともに直火釜にかけ、しっかりとなじませている。ここに高菜を入れてじっくりと炒め、仕上げにもう1種、うま味のある唐辛子を加え、深いコクのある味に仕上げた。
「オギハラ食品」では、麺に関する専門商談会「ラーメン産業展」に、2008年から高菜メーカーとして初参加、延べ800軒以上の店主・関係者に、意見や要望の聞き取りを行った結果開発したのがこの「高菜屋のラーメン高菜」だ。
内食回帰の傾向が高まる中、中華麺への支出金額は上昇傾向にあり、麺売場の活性化として期待できる商品としている。

ラーメン高菜80g_320.jpg


 

「合言葉は自粛」

2011年3月29日

いま自粛しなければ、何を言われるかわからない。
目立たないようにとりあえず自粛、こんな自粛のための自粛がブームになっているようだ。
直接影響のなさそうな西日本のイベントまで軒並み中止になっている。
コマーシャルや広告もみんな右に習えだ。
異様なまでの沈黙は気味が悪い。そこには主体性もなにも感じられない。
景気が冷え込んでは困るといいながら、率先してお先棒を担いでいるようなものだ。
普通にすることの大切さを意識する時ではないかと思う。
ガンバレ日本という掛け声一色が、かえって現実を暗くしているのではないだろうか。

「両陛下の「自主停電」、ああそれに比べて」

2011年3月28日

天皇、皇后両陛下が、東日本大震災の被災地に思いをはせ、お住まいの皇居・御所の電気を一定時間使わない「自主停電」を続けられていると産経新聞が報じた。
「国民と困難を分かち合いたい」という趣旨で、陛下は「寒いのは(服を)着れば大丈夫」とおっしゃっているという。
両陛下は計画停電で「第1グループ」に分類された地域の停電時間に合わせ、1回約2時間にわたり、明かりや暖房といった電気の使用を一切控え、時にはろうそくや懐中電灯を使いながら過ごされているという。宮内庁東宮職によると、皇太子ご一家も、同様の「自主停電」を、お住まいの東宮御所で行われているそうだ。
計画停電では、皇居のある東京都千代田区は対象地域になっていない。

同じ産経新聞にはこんな記事があった。
菅直人首相の元秘書で、東京都武蔵野市の松本清治市議(41)が、東京電力が実施する計画停電で、市内の一部地域が対象から外れたことについて、「松本清治の要請が実現しました」などと記したビラを配布していた。
武蔵野市は菅首相の選挙区でもあり、インターネット上で批判が集中、松本氏は同日、自身のツイッターで「配慮が足りなかった」などと謝罪した。 
松本氏の説明によると、ビラは「市政報告レポート」と題したA3判の両面刷りで、約800部を配布。「わかりにくい計画停電」との見出しで、武蔵野市の病院などを含む第1グループは「当面、計画停電の対象地域から除外する」と東電側から連絡があったなどと記載し、「要請が実現しました」と記した。
これに対し、ネット上では「利益誘導か」「配慮に欠ける」などと批判が集中。
松本氏はツイッターで「地益(=地元の利益)誘導ものではありません」などと釈明したという。

計画停電の不公平さには私も憤りを覚えるが、皇室の国民目線に対して、政治家の嫌らしい自己中心さが際立つニュースだ。
こんな修羅場で人間としての気高さ、品格の差が出てしまう。

ライフスタイルの見直しが日本を救う

2011年3月28日

想定外のマグニチュード、想定外の大津波、想定外の原発事故と、今回の災害は「想定外」のオンパレードでした。しかしこれだけの災害がおきた後、「想定されている問題」に対応できないはずはないと私は思います。それはこの夏の電力不足です。東京電力管内の夏の電力需要のピークは6000万キロワットです。
福島第一原子力発電所の機能停止により1500万キロワットの電力が足りないと試算されています。
しかも新しい発電所が急にできるわけでもなく今後電力不足は恒常的になると言われています。
しかしこの6000万キロワットとは、これまでと同じ発想で「湯水の如く」電気を使えば、という仮定のもとに弾き出された数字です。
先日横浜高島屋に行きました。営業はしていましたが照明はかなり落としていました。上り下りのエスカレーターが向かい合わに四基並んでいますが、節電で二基は停止、上り下り各一基づつの運転でした。私の後ろにいた中年のご婦人が「これで十分よね」と話していたのが耳に留まりました。
たぶんこれで不便だとクレームをつけたお客さんはいないはずです。エレベーターが半分になっても営業時間が夜は6時までになっても、またいまは元日以外年中無休ですが、毎週一回休んでもそれで困ったというのは店側だけなのです。
コンビニやファミリーレストランだって24時間やらなければダメだとは誰も思わないはずです。
こうした発想転換は小売業だけに限りません。
いま家庭内には部屋ごとにテレビやエアコンがあり同じテレビ番組を何カ所かで見ていることさえあります。
一家庭で二台動かしていたエアコンを一台だけ動かすことにするだけでも大変な節電になります。
つまり販売スタイルやライフスタイルの見直しこそいま日本人がやるべきことで、この結果節約できる電力を考えれば 1500万キロワットの足りない電力のかなりの部分を打ち消せるはずだと思います。
関東では3月14日から計画停電が始まりましたが、最初の頃の混乱は徐々におさまってきています。
初日電車は大幅に運休しましたが、二日目からは電鉄会社に電力の優先供給が行われたため通勤の混乱はとりあえず落ちつきました。さらにここ数日は夕方の食事時間帯を除くと計画停電が実施されない日も増えています。
もちろん気温の上昇もあるかも知れませんが、先の百貨店をはじめ、職場や家庭でライフスタイルを見直していることによる節電意識が定着したことこそ最大の成果なのではないでしょうか。
だから夏の最大消費電力6000万キロワットはそもそも意味がなくなったハードルで、この夏の電力不足は必ず克服できると私は見ています。
繰り返します。「想定外」には対処できなくても「想定内」のことには対処できます。
日本人の英知で電力危機を乗り切ることが復興への自信回復の第一歩になるでしょう。

「水の波紋」

2011年3月28日

週末、九州のスーパーを何カ所か見たが開店と同時にお客が水売り場に殺到、たちまち品切れになってしまった。
会話に耳をそばだてると東京周辺の親戚などに送るようだ。
ネット通販でコメの販売をしている「ハナノキ」によると、特に無洗米の人気が急上昇だという。
「無洗米ならばコメを研ぐ水を使わなくてすみますから、最後に炊飯に必要な水だけミネラルウォーターを使えばいいと考える方が増えたようです」池山健次会長はこう説明する。

原発事故の影響が生活を脅かし、あちこちに波紋を読んでいる。
東京電力の責任だけは、水に流すわけにはいかない。

「統一地方選スタート」

2011年3月24日

12都道県知事選が告示され、統一地方選がスタートした。
岩手知事選は震災のため延期、県議会、市町村議会も被災地では延期される。
しかし、何故日本中の選挙を延期しなかったのだろうか。
統一地方選挙は全国におよぶ候補者数がもっとも多い選挙だ。
選挙カーのガソリンからポスター、チラシまでさまざまな資源を使う。
あらゆる物資が足りず、被災地の人に一刻も早く届けなければならない国家の非常時に、数ヶ月待つことができないのだろうか。
政府や国会にそういう危機意識がないと思わせる選挙のゴーサインだった。

「こんな銀座は初めてです」

2011年3月24日

平日の昼下がり、東京銀座の地下鉄の改札周辺は人影もまばら、閑散としていた。
地下通路から続く百貨店の出入口から売場に入るが、ここも目立つのは販売員ばかり。
地上に上がり銀座四丁目の交差点を渡る。
歩く人もわずかなら通行するクルマも極端に少ない。
先日までこの交差点では外国語が飛び交っていたが、あらためて周囲を見回してみて外国人の姿がまったくといっていいほど見えない。
四丁目の交差点でさえこうなのだ。新橋に向かって歩けば歩くほど人の数はさらに減ってゆく。
店の中の電気は消えひっそりしているし、休業のところもある。
二次災害がより深刻になってきた。

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「春はセンバツから」

2011年3月23日

春の全国高校野球大会が甲子園球場で開幕した。
震災直後だけに開催の是非が議論されたあげく、人生たった一回かも知れない甲子園の夢を子供達から奪ってはならないという主催者の配慮から開幕が決定したという。
一方プロ野球の開幕についてはまだ結論が出かねている。
ナイターはもちろん、たとえデーゲームであっても大量の電力を使用するドーム球場で試合をやるべきではないという意見が各方面から出ている。
難しい問題だ。
プロ野球はもちろん高校野球といえども今日商業主義的色彩が強くなっており、「高校球児の夢」という建前の裏に「大人たちのソロバン」があることも事実だからだ。
ただ、一方で非常時だから派手なイベントや興業は慎むべきといつまでも言い続けるならば経済はますます縮小し、人心も萎縮するばかりだ。
周りでは結婚式さえ自粛ムードだ。
花見の計画を練る人などほとんど見かけない。旅行と言えば疎開と理解される。
華美に流れず、電力使用にも十分意を尽くしながらも、イベントは全てダメ、ではなく、なんとか工夫次第でできないかという発想をもつことも大切だ。

春はセンバツから。
日本にも早く春が来ることを願い、あえて異は唱えず高校球児を応援したい。

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