「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

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2011年6月のバックナンバー

「商店街の活気」

2011年6月29日

関西にあるスーパーの従業員たちと福岡視察に行った。
博多の駅ビルの巨大さ、天神の商業集積もさることながら、いちばん参考になったのは西新の商店街だった。
活気にあふれている。
いくつかのスーパーも取り込みながら、小さな商店に加えて道端に野菜をならべるおばちゃんや屋台で魚や焼鳥を売るお姉さんがたくさん繰り出している。
毎日がお祭り状態だ。
暑いさなか、冷蔵庫なしで大丈夫かと、エアコンのきいた大型ショッピングセンターでの買い物に慣れた現代人は思いがちだが、昔はこんな売り方のほうが普通だったのだ。
対面販売の楽しさ、価格交渉の妙、暑さを忘れる迫力に若いスーパーの従業員たちも商いの原点を確認したようだった。
商いとはお客さんを飽きないようにさせることである。

老後のすまいの選び方

2011年6月27日

横浜市営地下鉄「センター南」から歩いて2分という有料老人ホームの見学をしてきました。
完成が一昨年、8割方入居というこの老人ホームはホテルを思わせる豪華なロビーに喫茶ラウンジから麻雀室、シアタールーム、カラオケセットなど至れり尽くせり、居室からは公園の緑を臨める抜群の環境です。
リーマンショック後の資産価値の下落を考慮して当初の価格設定よりは少し低めの金額にしたとはいえ、入居時に必要な金額は5000万円から6000万円といいますからやはり相当ゆとりのある層の方が入居していると思われます。
興味深いのは入居者がこの有料マンションに入ることを決断した一番多い理由が「交通至便なこと」というのです。
マネージャーは次のように語りました。
「顧問など週に何回か会社に通勤するという方もいます。また新横浜駅が近く新幹線に乗りやすいこと、駅前から羽田空港行き成田空港行きのリムジンバスがあることを意識したという方は多いです。みなさん旅行に出かけることに忙しくお留守の方が多いんです」
老人ホームに入れば、静かな老後の時間を日だまりで過ごすというイメージとはずいぶんちがう発想にびっくりしました。
現役世代のマンション選びと同じ観点から老人ホームを選ぶ人もいるようです。入居者同士でレストランに出かけランチを楽しむ人は当たり前だそうです。
年寄り扱いではない全く新しいマーケティングが求められています。

「引き際の美学」

2011年6月24日

人が尊敬されるとはどういうことか、誰もが羨む出世をしたり、金持ちになっても周囲の人の評価が高いとは限らない。
プロ野球で連続出場の大記録を続けているような選手は、もちろん全盛期は非凡な成績をおさめていただろうが概して晩年になり実力が衰えたころに連続出場記録更新の日々がくる。
監督さえ及ばない大選手だから、出場記録をストップさせる決断は下しにくい。成績が伴わないままそれでも彼を出し続けてチームが勝てるわけがない。
結局その選手本人が自ら引き際を悟り、決断するしかないのだ。そしてそれができた選手こそ真の尊敬を受ける。
自らを知ることは難しい。誰だって自分がかわいい。しかし全体を考え、客観的に自己を判断し、周囲に迷惑をかけないように引き際を考えられる人こそ尊敬をうける。
野球というチームで行うスポーツしかり、民主主義国家という全体の幸福を考える体制しかりである。
悪あがきの策をろうして、自己目的だけで地位にしがみつく賎しさはもっとも恥ずかしいことである。
小泉純一郎の独裁的リーダーシップを見習えというわけのわからないアドバイスを聞くまえに、もっと続けて欲しいという周囲の声を振り切るように辞めていった潔さを見習うべきではないか。

佐賀のアイティーインペル、生産履歴ソフト開発で評価

2011年6月23日

動画番組でも紹介している佐賀市のアイティーインペルは、道の駅などに提案した生産者履歴システムが大変評判がいいこととして、地元新聞でも大きく取り上げられました。
同社はパソコンシステムを顧客企業にあった開発をすることを得意としています。

 佐賀新聞掲載記事(PDF)をみる

アイティーインペル紹介記事(佐賀新聞)20110622.pdf

 

アイティーインペルHP http://www.itimpel.net/

「東京初の真夏日」

2011年6月23日

東京で今年初めて気温が30度を超えた。
電力消費にみなが神経質になる暑い夏がいよいよ本番である。
皮肉な言い方をすれば東京電力様があの無計画な計画停電をやって頂いたおかげで電気が切れることの大変さを知らしめることになった。
いま思えば東京電力の計画的犯行だったのかもしれない。
はっきり言ってエレベーターなしでは絶対無理な超高層マンション、エアコンなしではガラス温室のような部屋に長期的電力不足の懸念の中で住みたいと思う人がたくさんいるとは思えない。
私たちの生活観からはては人生観まで大きく変えることになる大転換期に私たちはいま立っている。
住む家から食べるもの、乗り物までありとあらゆるものに対する考えが劇的に変わる。
この夏は暑さに耐えながら人生を考えることになりそうだ。

釜石の小野食品生産再開、津波被害から100日で復活!

2011年6月21日

このサイトで紹介してきた釜石市の水産加工会社「小野食品」は東北大震災の津波で三つの事業所に多大の被害が出た。
その後唯一半壊ですんだ工場の再生に努めていたが、このほどようやく生産ができるようになり、6月20日(月)、操業を再開した。
小野昭男社長は「まだまだ生産量は少ないですが、私ども三陸おのやの商品を待っていてくださるお客様に一刻も早く三陸の味を再び喜んでいただきたいという一心で、従業員が心をひとつに工場再開のため頑張ってくれました。釜石復興のために少しでも貢献できるように努めたいと思います」と、語っている。

サクランボ食べ頃

2011年6月20日

「100日 石巻」

2011年6月20日

震災から100日が経過した宮城県石巻市に行った。
瓦礫の片付け作業は進んではいるが、まだまだ終わりそうになく、まして生活再建などいつから始まるのか見当もつかないという状況だ。
阪神淡路大震災の時も3ヶ月、半年といった節目を定点観測したが、神戸では3ヶ月目には住宅建設の準備があちこちで始まっていた。被災範囲が広いという点はあるものの、やはり今回の復旧復興のペースは遅いという印象は拭えない。

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「東部戦線異状あり」

2011年6月20日

北海道の銀行顧客を対象に東京下町ツアーをエスコートした。
狙いはもちろん「東京スカイツリー」だ。隅田川水上バスを使って「東京スカイツリー」周辺を回った。
私が「東京スカイツリー」の経済効果などを説きだしたのは建設が決まった3年前からだが、入場料が決まったりテナントが発表されていまや東京の一大関心事になっている。
ただ、私は「東京スカイツリー」の経済効果はこんなレベルではないと考えている。
長年山手地区に人気が集中し下町地区に関心を寄せる人は少なかったが、タワービューのマンションやホテル建設などで墨田区、台東区、足立区、葛飾区など下町が一気に活性化すると考えるべきだ。
震災の影響がしばらく残るが、それが癒えた時、東京は東側地区から大きな変化が生まれる、その起爆剤こそ「東京スカイツリー」と考える。
東部戦線異状あり、である。


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閑古鳥の観光地で果物農家が歎く

2011年6月20日

いまから30年前、私はNHKの初任地福島で暮らしていました。
東北新幹線が開業した頃、すでに福島原発はフル稼動していました。
片平新一さんとの出会いは懐かしい「明るい農村」という番組で、彼が経営する観光果樹園を紹介したことでした。福島市の郊外、磐梯吾妻スカイラインに続くフルーツラインと呼ばれる果樹地帯で観光客をターゲットに果物もぎや即売をしています。
6月のさくらんぼに始まり7月、8月は早生から晩生まで桃が次々に登場、秋は梨、そしていちばん最盛期のりんごとほぼ半年間果物カレンダーが連なります。
20代をこの地で過ごした私は、以来ずっと福島の果物を知人に贈り続けてきました。
東京生まれの私にとって福島は故郷同然、福島の果物を人生の友としてきたといっても過言ではありません。
その片平さんの歎きがいま耳に留まります。
「果物の放射能残量こそ基準以内ですが、とにかく観光客が来ないんです。果物はおいておくだけで傷みが激しいから死活問題です」
みちのく観光果樹園のホームページからは彼の悲鳴が聞こえてきます。
頑張れ福島。
私も少しでも応援したいと思います。

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