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2012年12月のバックナンバー

「2013年のズバリ!「ドレミ」で元気、ニッポン!」

2012年12月21日

震災、原発、タイ洪水と三重苦に苦しんだ2011年。そこから足を踏ん張って建て直しに時間がかかった踊り場の2012年。
政治のガラガラポンも終わり、新しい枠組み作りを始める年、2013年はことのほか大切な一年です。
私は日本の未来は明るいと信じています。
その躍進のキーワードはズバリ「ドレミファソラシド」。

「ド」は「ドーナツのド」。

大都市郊外のドーナツ圏に居を構えてきた「GS世代」はまさにゴールデンシクスティーズ、「黄金の60代」です。
他の世代に比べて時間とお金に余裕があり、まだまだ元気な彼らの財布のヒモを緩ませる工夫が求められます。若い世代の消費も「GS世代」が支える「三世代消費」は、今後もしばらく最大の消費テーマです。

「レ」はレストの「レ」、 つまり「くつろぎビジネス」です。

モノそのものに対する購買意欲は薄れていますが、快適な満足感に対する需要は根強いものがあります。マッサージやエステからフィーリング音楽、あるいは快適な空間のカフェといったものはネット時代であっても、いやネット時代だからこそ求められています。

「ミ」はミセスの「ミ」。

下着メーカーワコールが男性向け商品の販促を強化するために新しいブランド名に採用したのが「メンズワコール」。
つまり男性商品でさえ女性が多く買っているという現実を考えると、男性ブランドに新しい名をつけるより女性に浸透している「ワコール」という名前が有利、という判断があります。
消費購買の決定権の7割以上は女性という現実に加え、若い女性は「派遣」で低所得、若い既婚者は子育てに追われてゆとりがないということも考え合わせると、やはり中高年女性が消費の牽引車と考えるしかなさそうです。ホテルのランチに観劇、といったマーケットに加えて「カーブス」のような新しいスタイルのフィットネス、また「GS世代」の女性に女優のようなメイクアップをして写真撮影するアイデアが求められます。

「ファ」はファミリーロボット♪

2012年は家庭用お掃除ロボットが大ヒットしました。日本の自動車産業はピンチと言われますが、工作機械メーカーは工場で活躍するロボットを世界一作ってきました。人口が少なくなる分、労働力を補うのはロボットですし、家庭内に家電感覚でさまざまなロボットが広まってゆくことになるはずです。
人口が減ったら人工で補う、これが日本の生きる道です。

「ソラ」は、空 !

ズバリ航空機。「ボーイング787」は半分以上の部品が日本製ですが、最終商品は「メイドインUSA」。
かつてゼロ戦、YS11を作った日本は、今後飛行機の製造で世界をリードします。
自動車で培ったエンジン技術、繊維産業から生まれた炭素繊維などが飛躍期を迎えます。
今後世界は急速に大旅行時代に入ってゆくはずです。
大量輸送に加えて、少人数が移動するプライベートジェットも需要が増大します。
アメリカにはセスナ機しか降りられないような飛行場がたくさんあります。
アラスカのように人口が少なく、道路の除雪をやってもキリがないようなところでは水上飛行機で買い物に行くのも当たり前です。日本でも一日1往復しか飛行機が使用しないという空港がたくさんあります。羽田や成田ばかりを考えるからいけないので、ローカル空港をもっと小型飛行機が利用できるようにすれば、需要はどんどん広がるはずです。
まして発展途上国は道路整備が遅れており、ジャングルをひと跨ぎの航空需要は計り知れません。クルマに代わる新しい主力産業になる日は近いでしょう。

「シ」は、私鉄経営よー

ロボット、航空機と並ぶ日本の主力輸出商品は「私鉄経営」に間違いありません。
発展途上国はこれから都市部の通勤需要が増える一方なのに、交通問題、宅地開発などの課題が山積しています。
世界を見渡すと鉄道事業は国や自治体が主力で、日本のように私鉄が大規模に通勤電車を走らせている国はありません。しかも日本の私鉄は不動産から百貨店、スーパーなどの小売り、バスやタクシー、遊園地、さらには保育所から老人ホームまで経営するというビジネスモデルです。
これは阪急グループの創始者小林一三が考えだしたもので、これほど日本のオリジナルティを体現したビジネスはありません。
このノウハウも鉄道事業本体と一緒に輸出するのです。
2分間隔で鉄道を走らせるシステム、おさいふケータイで買い物までできるしくみ、沿線のマイホーム分譲と日々の生活を支える小売業のノウハウ・・・。
総合エンジニアリング産業として私鉄経営は日本のお家芸となり、発展途上国の都市問題解決に役立つはずです。これまで鉄道輸出と言うとすぐにマスコミは新幹線を取り上げてきました。決して否定はしませんが、新幹線にはライバルも多いのです。その点私鉄経営を輸出しようという国は、ほかに見当たりません。
すでに東急電鉄がベトナムに進出、また政府のインドネシアODA融資に鉄道事業が対象に加えられています。お金も大切ですが、日本のノウハウはもっと求められています。

「ド」は ドックでインバウンド

最後の「ド」は、人間ドックの「ド」です。
iPS細胞の研究はもちろんのこと、日本の医療技術の進歩は著しいものがあります。東京や大阪だけでなく、地方都市の病院も施設の拡充が進んでおり、海外から人間ドックや成人病の治療を受け入れられる体制が整っています。
徳島県は、糖尿病の検診と県内観光を組み合わせた医療観光ツアーを海外に向けて提案しています。3泊4日のツアーで、まず1日を使って希望者のみ糖尿病検診を行ない、そのほかの時間にはうず潮見学や、阿波おどりが体験できる施設などを巡るものです。価格は14万円で半分が検診料で、動脈硬化を早期に発見するための検査や内臓脂肪を調べるCT(コンピューター断層撮影装置)など全部で6項目の検査が含まれています。専門の医師が患者や家族向けに説明し、家族向けには栄養士が食事の指導をする時間も取ります。
ところでなぜ、徳島県なのでしょうか?
徳島県は1993年から2009年まで、2007年を除き糖尿病死亡率(10万人当たり)が全国でワーストを記録、そのため県は糖尿病に関する研究に投資してきました。2009年には国の知的クラスター創成事業として認可をうけ、徳大病院に専門の研究施設をつくり、アメリカのペンシルベニア大学と大阪大学から糖尿病の第一人者を引き抜くなど糖尿病研究の最先端地域となったわけです。
このように東京や京都などを見物するのとはちがい、医療目的なら海外から直接地方にやってくる意味づけもはっきりするし、新たな観光資源を作る必要もありません。地方空港からの国際線就航も増えているだけに期待が高まります。
日本政策投資銀行の推計では、このような医療ツーリズムは2020年時点で年間43万人の需要が見込まれ、市場規模は約5500億円とみられます。

2013年は、新しい前進を始める年。
「ドレミ」の歌で明るく元気に進みましょう。        

ガラガラポンの先に

2012年12月17日

総選挙の結果がでました。前回の民主党の大勝、自民党の敗退がそのままひっくり返った訳です。こんな繰返しだとまったく進歩がないということか、投票率は最低水準のシラケ選挙でした。
第三極とやらはまったくの幻想、12の政党が入り乱れての乱戦は結果的にはあまり国民に選択肢を与えたとは言いがたいものでした。
いずれにしても零細政党は影響力を失い淘汰され、ガラガラポンは進むはずです。
今年は昨年の震災、原発、タイ洪水の後の踊り場の年でしたが、来年から本格的な日本建て直しが始まります。そのために自民党に取り敢えず多数を取らせたというのが国民の判断だったということでしょう。
建て直しができなければまたおおきなしっぺ返しが待っているはず。
ガラガラポンの先にどんな未来図が待っているのか、国民は固唾を飲んで見守っています。

四季が落ちている

2012年12月10日

まだ11月なのに福袋受付中という貼り出しをしている店がありました。
3月までに買えば間に合うはずのランドセルの売り出し開始は、今年大手スーパーは7月、来年からは5月だそうです。
クールビズの影響で、夏のスーツ需要が減り、クリーニング業界は秋のかきいれ時を失いました。
みかんの落ち込みの影響は、クリスマス需要に照準を合わせるイチゴが、早く出回り出したことと無縁ではありません。
日本は四季がありさらに細分する二十四節季があり、季節に合った商品を消費者は求めてきました。
同じあんころ餅を、ボタンの時期に「ぼたもち」とし、ハギの時期には「おはぎ」と呼ぶ国なのです。
こんな販促モチベーションを売り手が自ら崩していないでしょうか?
季節の先取りがかえって季節感を喪失させていないでしょうか?
それは日本らしさを失わせることにつながっていないでしょうか?
四季を無視すれば、士気も落ちるというものです。
師走。
この季節に売るべき商品はなにか?
柚子、南瓜、羽子板、クリスマス、蕎麦、おせち・・・・。
今の季節に売るべきものをブラッシュアップする工夫をしたいと思います。

市民の役に立つ所

2012年12月 3日

「そんなことしたら、仕事が増えちゃうじゃないか」
小さな声で思わず本音を言う市役所経済部長。
私は張り倒してやりたい気持ちを押さえるのに苦労しました。
ある市役所での話。
今回はこの程度にとどめますが、これから私はこうした輩の実名を公表することが税金泥棒たちに対する仕置きだと思っています。
市役所とは「市民の役に立つ所」ではないのでしょうか。
「GS世代研究会」は自治体にとってなんの損もない仕組みです。
自治体は幹事として入会してもらいますから会費は一切かかりません。
幹事大企業からさまざまな連携を期待でき、観光誘客から地場産品の販路拡大、はては福祉から商店街活性化まであらゆる支援の用意があります。
また地元の企業が仕事や販路を求めている場合、「GS世代研究会」の中で自治体が繋いであげれば、さまざまな可能性を提供できます。
だからこそ、すでに自治体の加入は14になり、さらに増える勢いです。
こんな説明を私から1時間聞いたあげく、「そんな会に入ったら私たちの仕事が増えるじゃない」というのが、先の市役所幹部の感想だったのです。
市民にこの税金泥棒の名前を公表することが私の正義漢であり、ジャーナリスト西村晃の仕事だと思います。
市の重職にこんな輩を起用している市長の責任も重大だと思います。
私は一民間人ではありますが、自分の残る限られた命を「GS世代研究会」を通して日本再生のために尽くしたいと考えてこの仕事に取り組んでいます。
自らが収入を得る仕組みを作らないどころか、必要経費さえ自腹を切る覚悟で戦っている気持ちからすれば、こんな税金泥棒を血祭りにあげることになんの躊躇もありません。
残念ながら全国を回っていると、こんな似たような輩にかなりの頻度で出会います。
「平成の黄門 西村晃」は現代の悪代官に印籠を突きつける戦いをします。

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