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2014年2月のバックナンバー

ソチオリンピックの喧騒

2014年2月24日

深夜の放送に熱狂したオリンピックも終わり(普通の市民生活を営んでいればこんな人はいないはずですが、テレビでは、寝不足の方も多かったと思いますという表現を必ずしますね)「金メダルへのジャンプ!」のような画一的な事前報道が結果的に選手の重圧になっていることをもっと取材する側は反省すべきでしょう。
 
事前の日本の金メダルは10個くらいという国内の報道に比べて、ロシアを含めた欧米の日本の評価は金メダル1個程度だったわけですから見る目がなかったといわれても仕方がありません。
そういう自己批判をしないのも日本のマスコミのいつもの問題点ですね。
 
ゴシップ芸能ニュース化、過剰な美化、冷静な判断ができないマスコミは報道の自由に名を借りたヤクザ集団です。
 
かつてプロ野球選手を取材して結婚に至った女性アナウンサー(女子アナなる呼び方自体に抵抗を感じます)が、「職場結婚」と称したことは「マスコミ白痴化」の動かぬ証拠でしょう。
私のかつての職場の同僚(日本放送協会の10階)でも、「番組に出してやる」という言葉が平気で使われていました。
謙虚さを忘れたマスコミに国を糺すことなどできるわけがありません。
 
反省だけならサルでもできます。
それさえできないのはサル以下です。

 

裸足の島で靴を売る話

2014年2月17日

マーケティングの授業でよく題材になる話に、裸足で暮らしている原住民しかいない島に二人の靴販売をしている男が上陸したら、というものがあります。
みんな裸足だから靴なんか売れっこない、
いや誰も靴を履いていないからこそ、みんなに売れるはずだ・・・。
あなたならどちらの意見につきますか?
 
ベトナムにイオンが進出しました。
2011年9月、イオンが得意な植樹運動がベトナムで行われ、岡田卓也名誉会長も出席しました。
私のような日本から参加した人以上に、ベトナムですでに開店準備に雇用した多くの人たちが参加しました。
何しろ当時の外務大臣の父親ですから、親日国ベトナムではこのニュースはテレビや新聞が大々的に取り上げました。
その一か月後、満を持してイオンはベトナムに出店を発表、そして今年の開店となりました。
 
私は、正直難しいな、どう克服するんだろう、と思っています。
海底油田がメジャーなどの権益となっているこの国では水力発電が主で日本から原発を導入しようかという話になっています。
電力供給に限界があり、都市部でも民間住宅ではエアコンはおろか冷蔵庫の普及がまだ少ない状態なのです。
だからこそ外資系スーパーもこれまであまり進出していません。
そこにイオンです。
事実このことは現地のイオンのスタッフもかなり気にしています。
地元の市場でもあるいは露天でも 生鮮品すら常温で売っています。
その日買ったものをすぐ食べるから冷蔵庫なんか不要だよ、市場の人たちはこう言います。
しかしこれまでのイオンの商売はそんな前提ではなかったはず。
あの暑い国で、イオンはどう裸足の人に靴を売るのか、お手並み拝見です。

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挨拶する岡田名誉会長

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木を植える運動に参加

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気温40度でもこんな商売

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ホーチミン市ではこんな売り方が一般的
 

厳寒ツアーに来ています

2014年2月10日

大雪で大混乱の羽田空港から奇跡的に旅立ち、9日から「厳寒地域おこし研修ツアー」に来ています。
札幌雪まつりを見たあと昨夜は名寄に宿泊、早朝圧雪車でスキー場ゲレンデ山頂まで登りみんな感動。
マイナス15度くらいですが快適に過ごしています。

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ヒットのヒントは「不必要なもの」

2014年2月 3日

恵方巻にバレンタインデー、合格菓子にサロンドショコラ・・・・。
正月が過ぎ、1年でもっとも店に足を運んでもらうことが難しいこの時期、あの手この手の販促を売り手は仕掛けます。
恵方巻で幸せにならないとコンビニが訴えられたという話は聞いたことがないし、合格菓子食べてうかーるなら塾は不要です。
要は話の種なのです。
ただ、だから意味がないと言っているのではありません。
まず買った人たちは喜んで買っているのです。
こんなもの売ってけしからんと怒っている人はおそらくいないということです。
そもそも必要なものでなければ売れないというものではなく、楽しみを提供するものほど価格が高くても売れるのです。
経済学では需要と供給で経済は動くと説明してきました。
しかし、必要なものではないものほど売れるという現実の前に、経済学より心理学のほうが経済を支配していると考えるべきではないでしょうか。

いかに買いたいと思わせる提案をするか?
勝敗を握るのは心理学です。

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