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2015年10月のバックナンバー

大企業の脇の甘さ

2015年10月26日

東芝、東洋ゴム、旭化成に三井不動産・・・。
大企業が信じられない不祥事で、トップが頭を下げるシーンが続きます。
現場レベルの責任回避、その場を取り繕うこと、突き詰めていえば小さな失敗を真摯に受け止めず上司にいい顔をしようというサラリーマン根性が不正の動機ではないかという点が共通しています。
 
いいよなあ、大企業のエリートサラリーマンは・・・。
お客に対してではなく社内遊泳さえしていれば一生食いっぱぐれないと自他ともに認めています。
中小企業ならば小さな失敗で船が沈むから事件があれば必死に大元から改善しようとしますが大企業は一人一人のサラリーマンの御身可愛さから隠ぺいしてしまう。
 
小さなミスが露呈すれば出世にかかわるという、小さな小さな発想が結果として大きな会社の損失を招いてしまう。
 
大企業であるがゆえの脇の甘さだと思います。

「GS世代研究会」第5回シンポジウムが10月21日に開催されました

2015年10月23日

日本橋公会堂で、第5回シンポジウムが開催された。
午後1時45分の開会に先立ち、午後12時から公会堂の舞台では『大名刺交換会』が行われた。
全国から参加した約150名の会員たちは、商品等の紹介や商談に大いにこの場を活用していた。
また今回のシンポジウムのテーマは「行政と民間の新しい連携を超高齢社会でどう実現するか」。


概要は次の通り。

大名刺交換会_1021_256.jpg 大名刺交換会
                  

           
◆講演Ⅰ 京都府京丹後市長 中山泰氏
『地方版総合戦略~地方には考えつくらないほどの夢と可能性が埋もれている』
幸福度市民アンケートを平成25年に実施、それを基に"誰もが幸福をますます実感できる市民総幸福のまちづくり"をめざしている。特に若年層を中心とした人口流入の促進のためにテレワーク形態のワークスタイルを発展するべく「しごとの場づくり」を推進中。

京丹後_中山市長講演_256.jpg 京丹後市長 中山氏


◆講演2 ㈱第一興商 林三郎社長
『うたと音楽ができること』~健康増進・地域コミュニティ創出に向けた取組~
2016年に創立40周年を迎えるが、社会への貢献として高齢者の健康維持・介護予防に役立つコンテンツを搭載した「DKエルダーシステム」を販売。現在では、以下の3点を中心に行っている。①産学共同でカラオケの効果調査(東北福祉大学・鶴見大学) ②健康増進・介護予防を目的としたプログラム開発 ③プログラムを効果的に提供するための専門スタッフの育成  
カラオケの効果は医学的にも証明されており、同システムは現在、全国17500施設で導入されている。
※続いて「音楽健康指導士」によるセッションの実演 会場も大いに沸いた。
                         

林社長講演_256.jpg 第一興商社長 林 三郎氏

音楽健康指導士によるパフオーマンス_256.jpg

歌にあわせる聴衆_256.jpg

◆パネルディスカッション
『超高齢社会に自治体と企業はどう連携すべきか』

<パネラー>
■神奈川県大和市 大木哲市長  ■大阪府泉佐野市 千代松大耕市長 

■京丹後市 中山泰市長

Q:人口の増減は?
大木)県内3番目の人口増 市町村はトップのやる気次第で変化すると思う。
千代松)現在は10万1千人、2010年をピークに微減。しかし外国人が200名増、ハラル対応に迫られる。中山)現在は5万8千人、今後は発展すると信じている。

Q:高齢化対策は?
大木)後期高齢者の80%は介護不要。これらの元気な方々が生きがいを持って楽しく生きられる仕組み作りが必要。特に男性の居場所と参加しやすい場、仲間づくりをどうするかが課題。
千代松)後期高齢者は24.4%。どんどん外に出てもらいたいので赤字になってもコミュニティバスの運行を始めた。また、高齢者自転車教室も開催。
中山)後期高齢者は33%。長寿社会はよい社会。感謝しよう、という心を持ちたい。その意味で第一興商さんのシステムは素晴らしい。

Q:活力ある社会のために財源の確保は?
大木)今後は急速にAIの発達により構造的な変化が起きるだろう。意識改革が必要だ。
千代松)170種の返礼品を用意し、ふるさと納税に力を入れている。2015年は10億円目標。
中山)民間の活力を入れることを基本にしつつ、社会課題の解決をはかっていきたい。ふるさと納税にも力を注ぎたい。

Q:民間企業との付き合い方は?
大木)サービス等は大歓迎。大和市を実験場とお思って提案していただきたい。
千代松)究極の行政のスリム化をはかりたい。公務員しかできない仕事以外はすべて民間委託したい。
    具体的には文化ホールの売却&リースに力を貸していただきたい。
中山)民間が入ってきやすい環境を整え、行政課題に取り組みたい。1対1ではなく他対他、農工商官の連携をはかっていきたい。

パネルデイス2_256.jpg

パネルデイス_256.jpg

集まった会員たちはみな、熱心に聴いていた。

次回の勉強会は、2016年2月5日(金) 同じく日本橋公会堂にて夕方からの開催予定。

爆買いの次に来るもの

2015年10月19日

ある国を侵略するということは、その土地を自由に使いビジネスを広げることでしょう。
武力でなくても相手の国に攻め入ることはできるのです。
最初のうちは観光などでたくさんの人が来るのを受け入れ側は歓迎します。
みやげにたくさんのものを買ってくれるから歓迎、歓迎です。
しかしそれも度を超すと、よその国に来て我が物顔で勝手なふるまいをする経済侵略だ、と受け入れ側が警戒してきます。
 
バブルの頃、日本人がアメリカにたくさん出かけ商品を買うだけでなく不動産やホテルまで買いあさるようになりアメリカは不快感をあらわしました。
ジャパンマネーでアメリカ合衆国の土地が26個買えるといった記事が雑誌に載り出しました。

そしてついに日本企業がロックフェラーセンタービルを買収すると日本人はアメリカ人の魂も買うのかと言われました。
その後もコロンビアピクチャーズエンターテイメントなどを買収すると非難の声が高まりました。
 
商品の爆買いの次に来るのは土地や企業の買い占めです。
結果的に投機の対象に日本がなってゆく心配があります。
 
かつて日本人が海外で受けた顰蹙が思い出されます。
 

 


 

 

シンポジウム開催迫る

2015年10月14日

日本経済を牽引する60代消費者(「GS世代」=ゴールデンシクスティーズ)の消費動向を研究している「GS世代研究会」(幹事自治体・企業103、一般会員約250)では、10月21日(水) 日本橋公会堂にて、第5回シンポジウムを開催します。

超高齢社会を迎えた日本ですが、特に地方都市では人口減少もあり非常に厳しい状況にあります。

そこで今回のテーマは「地方自治体と民間企業がどうやって連携して超高齢社会を乗り切るか」です。

自治体と企業のコラボを多方面で実現している「GS世代研究会」ならではのシンポジウムです。

基調講演に、「第10回マニフェスト大賞優秀賞」で国内5人の首長のうちの1人として選定された、京丹後市の中山市長。日本海側の京都府の自治体ですが、高齢先進地です。

ここはある意味で日本の先取りでもあります。この地で 著名な先進市長は何を考え、日々何に取り組んでいるのか熱く語っていただきます。


17000軒。第一興商が展開する老人施設の数です。

「GS世代研究会」企業の中でももっとも行政と連携している企業と言っても過言ではありません。

林社長に高齢社会はチャンスという意気込みを2本目の講演として話していただきます。

 

今後高齢先進地は地方ではありません。

「GS世代」が多く住む首都圏関西圏です。

パネラーに加わっていただく、大和市大木市長、泉佐野市千代松市長にはそうした事情を踏まえて今後の戦略を語っていただきます。

今回は、シンポジウムでありながら 深夜放送のスタジオの演出を考えました。

「GS世代」の歩みを、彼らが作った深夜放送文化を思い起こしながら進めていきます。

 

★★講師・パネラーの御紹介(151021シンポジウム).pdf

勤勉の徳

2015年10月13日

私の知人で、汗を流すことが大嫌い。
だからスポーツなんて大嫌い。
努力は大嫌い、ちゃらんぽらんが美徳。
努力しているやつを見るのは嫌い、汗を流すなんて見るのもいや。
こんな哲学の男がいました。
 
飽きれるほど徹底しています。
この男は他人を利用するのは大好き。他人が努力した結果の金や人脈をもらうのは大好きなのです。まあはっきり言ってやくざ者です。
死ななきゃ治らないという類いです。
他人を口八丁でだますのが取り柄。こういう男は女性にはあきれるほどモテました。
口先男で楽しいからでしょう。
でも、だんだんみな、性根がわかってくるから本当の友人はできません。
 
他山の石にすべきです。
私が、敬愛する松下幸之助、この男は大嫌いでした。努力する人間は見るのもいや、が口癖でしたから。
 
その松下幸之助はこう言います。
 
天災地変をまつまでもなく、粒々辛苦の巨万の富も、事あらば一朝にして失われてしまうことがしばしばある。形あるものはいつかは滅びるにしても、まことにはかない姿であるといえよう。
だがしかし、身についた技とか習性とかは、これは生あるかぎり失われはしない。たよりになるのは、やはり自分の身についた技、身についた習性。
だから、何か一つでもいいから。よき技、よき習性を身につけたいものであるが、なかでもいわゆる勤勉の習性は、何にもまして尊いものに思われる。
勤勉は喜びを生み、信用を生み、そして富を生む。人間のいわば一つの大事な徳である。徳であるかぎり、これを積むには不断の努力がいる。
相撲に強くなるためには、不断に真剣なけいこを積まねばならないように、勤勉の習性を身につけるためには、まず日々を勤勉につとめる努力がいるのである。その努力が重なって勤勉の習性が身につき、その習性からはじめて徳が生まれてくる。
おたがいに勤勉の徳を積みたいものである。

 

 

1億人でも伸びる経済

2015年10月13日

70年の大阪万博と言えば日本の高度経済成長のシンボルでした。
そのころの人口はおよそ1億人、戦後7千万人位だった人口がこのくらいまで増えてきたわけです。
 
1億人でも高度成長、しかも海外との付き合いもいまと比べれば遥かに小規模な時代に経済発展を達成したのです。
 
いま日本の人口は減り始めたとはいえ、まだ1億2千万人、韓国の倍以上です。
 
人口は多いに越したことはありませんが、ピークを過ぎたからと言って悲観するほど少なくなったわけではありません。
 
問題は1億人の経済の質を上げることです。
 
確かに社会の高齢人口の割合も増えています。
しかし困難だからこそ知恵も沸くというものです。
 
女性の職場は、家事の外注化、介護、デジタルデスクワークの進展で間違いなく広がります。
子育てしながら働ける環境さえ整えれば、経済の担い手に女性がどっと参入してくるはずです。
 
自転車に乗った赤いユニフォームジャンパーの女性が颯爽と駆け回る。
女性専門の人材紹介業「インブルーム」から乳製品メーカーに派遣されたスタッフです。
「当社はただ登録女性をご紹介するだけではなく、営業支援サービス自体を当社が受注するという仕事も行っています」
野村洋子社長はこう語ります。
「牛乳やヨーグルトを配達させてほしいと、ご家庭に営業するのはだいたい男性。主婦や中高年のご家庭はともすると断りきれず契約はするもののだいたい短期間で止めてしまうという繰り返しでした。そこで女性がフォロー営業する仕事を、当社として請負い、応募してきた女性をエリアごとに何人か投入しています。この営業のアウトソーシングにより解約の防止に結び付くと好評です」
メーカーのマークの入ったユニフォーム姿だからもちろんお客さんは、メーカーの人だと考えます。
インブルームは現在都内3つの区でこの仕事を請け負っています。
 
「この地域でこういう仕事があります」、とネットで募集しますから、地元の女性が時間を無駄にせず働けることになります。
オフィスワークが中心だが、先のような営業の仕事もあり、派遣先業種は多岐にわたります。
また子育てが終わっていない主婦には在宅の仕事の希望者も多いのです。
「働く女性と、やりがいのある地元の仕事との出会いの場が少なかったと思います。年齢的にひっかかるとか、子育てでブランクがあると求人に応募しても書類選考ではねられてしまうというケースが多いですが、まず当社が面接してこれはと思う人を企業に送り込むので女性の味方になっていると自負しています」
野村さんはこう説明します。
インブルームの登録女性は既婚を中心に30代から40代が中心、働きたいという希望者が本当に多いと野村さんは言います。
 
また定年制を廃止する社会を作ることも大切です。
60歳過ぎて毎日スポーツジムに「通勤」する人が列を作っています。この人たちのエネルギーを活用できないでしょうか。
 
東京の「西武信用金庫」は定年制を廃止しました。
65歳や70歳への延長は聞くが、廃止となると前代未聞でした。
「本人の意思により80歳でも働け、しかも昇給・昇進も打ち切りはないという制度改革です。何歳まで働くかは自分で決めろ、金融のプロなのだから、自立したサラリーマンたれ、という意味も込めています」と、落合寛司理事長は言います。
「もちろん60歳で辞めたり、嘱託を選ぶこともできます。これまで退職の日に、辞める人と食事をしてきましたが、多くは本音では辞めたくないのです。体力、能力、意識、モチベーションを自己判断してやれると自分で判断したら何歳まで働いても構わない。ただし年功序列ではないから人事考課で能力が落ちてきたと判断されたら降格もありえます」
話を聞いていて、スポーツの世界に通じると思いました。
横綱は黒星が続いたら自ら引退を選ぶ。名球会に名を連ねる大選手でも、衰えの中で現役を続けようと思えば、大幅な減俸も受け入れ後のない戦いを強いられるのです。
「金融のプロならそれと同じです。ただずっと二軍で40歳までプレーする人はいない。超一流だから40歳を超えても現役なのです」と落合さん。
 
だが、年長者がポストを占拠し続けたら、若手の活躍を阻害しないのでしょうか?
「組織内の競争を公平にし、若手も活躍できる場を与えています。実際、企画提案をして立候補すれば年齢に関係なく支店長にするという制度で32歳の支店長も誕生しました」(落合さん)
定年制廃止は必要な人材を集めるのに威力があるといいます。
 
落合理事長は、定年を廃止する企業が今後増えることは日本経済、そして地域の活性化にとっても良い影響がある、と力説します。
「高齢になっても現役サラリーマンとして高収入を得続けて税金を納め、年金を本人が放棄する。そして親族が非課税で相続できるようにすれば年金問題の解決策の一助となり、国家財政に大きな貢献となります。健康に働く人が増えれば医療費も減ります。収入が減るとどうしても財布の紐は固くなりがちですが、いつまでも高収入があればどんどん消費に回り、地域に落ちるお金も多くなるはずです」
 
 
安倍総理は1億総活躍社会を作るといいます。
誰も否定はしないことですがスローガンをどう実行するかが問われます。

 

これは不況ではない

2015年10月 5日

家電量販店が店舗閉鎖を発表、それに続いて総合スーパーも店舗閉鎖に踏み切る。
居酒屋和民の行き詰まり・・・。
大きな景気の谷でもないのに小売業のリストラが進んでいます。

日本国内の総需要が減る、あるいはダウンサイジングが進んでいる、と考えると合点が行きます。

売れない理由が不況ならば価格を下げることで需要は喚起できるかもしれません。
しかし、いまや安さでは優位だったはずの業態ほど行き詰まっていることに注目しなければなりません。

人口減、高齢者の消費市場からのリタイア、9割中流どころか今や下層社会が流行語、 若年層の貧困・・・

数え上げたらきりがありません。
今までと同じではだめだということです。

数で稼ぐ、薄利多売は大企業でさえ撤退。
では中小企業はどうするか?

思い切った舵の切り方が求められています。

自分の非

2015年10月 5日

売れないのは天気のせい、ライバル店のせい、政府のせい
要するに俺は悪くない。
 
言い訳だけで生きている人、たくさんいます。
 
もう一度言います。
 
たくさんいます。
 
悪いのは私なんです。そう思わないと対策考えませんよね。
 

敬愛する松下幸之助はこう言います。
 
人間は神さまではないのだから、一点非のうちどころのない振舞などとうてい望めないことで、ときにあやまち、ときに失敗する。それはそれでいいのだが、大切なことは、いついかなるときでも、その自分の非を素直に自覚し、これにいつでも殉ずるだけの、強い覚悟を持っているということである。
昔の武士がいさぎよかったというのも、自分の非をいたずらに抗弁することもなく、非を非として認め、素直にわが身の出処進退をはかったからで、ここに、修行のできた一人前の人間としての立派さが、うかがえるのである。
むつかしいといえばむつかしいことかもしれないが、それにしても、近ごろの人間はあまりにも脆すぎる。修練が足りないというのか、躾ができていないというのか、素直に自分の非を認めないどころか、逆に何かと抗弁をしたがる。そして出処進退を誤り、身のおきどころを失う。とどのつまりが自暴自棄になって、自分も傷つき他人も傷つけることになる。これでは繁栄も平和も幸福も望めるはずがない。
自分の非を素直に認め、いつでもこれに殉ずる――この心がまえを、つねひごろからおたがいに充分に養っておきたいものである。
                                                                    『道をひらく』 松下幸之助 著(PHP)

 

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