「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

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2016年2月のバックナンバー

他が成功したらやります

2016年2月29日

「GS世代研究会」でいろいろな提案を持って各企業を回ると、面白いほど類型化された反応が見られます。
中小企業や地方企業では「おもしろいですね、是非やりましょう」と前向きなのに、大企業や自治体に行くと「おもしろいですね、どこか成功事例が出たら教えてください、それから社内に提案します」と言うのです。
つまりおもしろいから他がやる前に自分からやりましょう、とはならないわけです。
中小企業なら、どこかがやる前にうちが成功させなければと必死です。

しかし沈まない船の乗組員たちは、「余計なことをして万が一に成果が上げらなければ自分の出世に響く。余計なリスクは禁物」と考えているようです。
「他の成功例があれば社内を説得しやすい」という言い草自体、上司も同じ穴のムジナと分かっているからでしょう。
やるやらないどころか、新しいことを提案しただけで上司から疎まれるとさえ、社外の人間に口外するくらいですから日本を代表する大企業の病は相当進んでいます。

みんながこう考えている組織ってだいじょうぶですかねえ。
沈まぬ船って言うけれど、みんながこんなこと考えていると肝心の国が沈んじゃうんじゃないですかねえ。

昔私がよく知っている国では、「やってみなはれ」と何でも挑戦させようという経営者がいたそうです。
その後この国が経済成長したのもこんな風土があったからこそと言われています。

中小企業が大企業になるのはこうした挑戦心があったからこそです。
大企業が滅びるのは、挑戦心を失うからです。

この国の衰退が見えますね。

私は一足先に重い石の下で長い冬眠に入りますから関係ありませんけれどね。

サービスが伝説になる時

2016年2月25日

数年前のことだ。
群馬県高崎市で行われる講演会に向かう途中、その日に着ていた「ミラショーン」のダブルスーツのボタンがなくなっていることに気づいた。
多くの聴衆の前に立つのに、よりによって一番大切な中央のボタンがないのではいかにも恰好が悪い。「ミラショーン」のボタンは独特のデザインで1つだけ代替品というわけにはいかない。
新幹線の車中からあちこち携帯電話をかけて調べてみたが、高崎市内にミラショーンの店舗は見つからない。
「困ったな。仕方ないからブレザーの上着でも買って間に合わせるか」
夜の講演会場でもあるホテルにチェックイン。荷物を置いてから駅の向いにある高島屋高崎店へと出かけた。
紳士服売り場の販売員に事情を話しながらブレザーが欲しいというと、「ちょっとお客様の上着お貸しください」と言い、それを持ってどこかへ消えてしまった。
「どうしたんだろう。ブレザーを見せて欲しいのに、お客をほったらかしにして」と私は不機嫌になった。
イライラ待つこと何と10分あまり。
「お待たせしました。ボタンを全てつけかえて参りました」
何と彼が持ち帰ってきた私のスーツは袖も含め全てのボタンが元のものとはやや異なるがミラショーンのものに付け替えられていたのだ!
私は唖然とした。
「当店はあいにくミラショーンのスーツを扱っておりませんが、イージーオーダーの売り場にミラショーンの生地がございました。そこのサンプル用のボタンに付け替えさせて頂きました」と言う。
声も出なかった私がようやく絞り出すように「おいくらですか?」と尋ねると、その販売員は「いえ、このボタンは売り物ではありませんので結構です」と答えた。

間違いなく言えることは、この店はこの日、ブレザーを一着売り逃したということである。私はブレザーを買いに行ったのだ。それなのに高島屋高崎店は無料でボタンを付け替えたのである。
私は感動した。
知人の多い高島屋本社に電話をかけこの話を伝えるとともに、その夜の講演会でこの話を披露した。
「サービスが伝説になる時」とは顧客満足度の高い百貨店として知られるアメリカの「ノードストローム」の副社長だったベッツィ・サンダーカ女史が書いた本のタイトルで、日本でもベストセラーとなった。
まさに高島屋高崎店の対応は、私という一人の顧客の信頼をつなぎとめるのに十分なもので、「サービスが伝説になる時」というに相応しい瞬間であった。

3月20日にさが歩き愛です開催

2016年2月22日

3月20日(日)にさが歩き愛です(あるきめです)が開催されます。

チラシが出来上がって来ましたので御覧下さい。


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緊張感や切迫感がないのは幸せ?

2016年2月22日

2月の東京に全国から受験生が集まって来ていたのはいつ頃までだったでしょうか。
大学受験生が慣れない東京で右往左往するという風景、最近は見かけなくなりました。

18才人口が減り、浪人が減り、大学のほうが学生の確保に追われだし、通年でオープンキャンパスをやり、AO入試などと称して推薦や面接だけで事実上合格を早めにだすから2月前に勝負がついているという人が多くなりました。
またここにきて人手不足が深刻で新卒採用も比較的順調、アルバイトさえ引く手あまたのようです。

進学や就職の苦労がないという社会は悪いはずがありません。
ただ、一方で今の若者を見ていると緊張感がないというか、真剣に考えなくてもなんとなくレールが敷かれているという安直さを感じるのは私だけでしょうか。

いざ勝負!
などと気負わなくてもやっていかれてしまいます。
うらやましいと思う反面、精神を鍛える場がないのでは、ひとたび難局を迎えたときにそこに立ち向かう気力があるのか、と思ってしまいます。

大きなお世話なのかもしれません。
ただ私自身は、大学受験にしても就職試験にしてもなんとか狭き門に入ろうと努力したあの時代は、今懐かしく思い返されるし、その後の人生の糧になったと思っています。

きみまろは言います。
「安心してください、今の若者が社会の第一線に出るころ、あなたは重たい石の下でながーい冬眠生活に入っていますから」

「GS世代」の新しいトレンドか?

2016年2月15日

幕張で行われたキャンピングカーのショー、大変な賑わいでした。
まず会場に犬を連れてきている人が多いこと、ペットとの旅行に対する潜在需要の大きさを感じました。
そもそもキャンピングカーというネーミングが大変な誤解を生んでいると思います。
多くの人は、テントで寝たり、飯盒炊さんをイメージしているのではないでしょうか。
クルマに中で2~4人は寝られ、キッチンに場合によってはトイレやシャワーまでついた車まであります。
発電機があり、エアコンにテレビに電子レンジ、コンセントも備わっています。
そのうえ近年はサービスエリアや道の駅あるいは大型温浴施設の駐車場などでも寝泊りができるので食事に風呂、トイレなどに困ることもほとんどないようです。
リタイア族はもちろんのこと、週末一人で出かけたいお父さんが軽自動車を改造したキャンピングカーをレンタルするという需要もあるそうです。

新しいライフスタイル提案を感じました。


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高まるために捨てる

2016年2月10日

人生はそれほど長いものではない。
夕方に死が訪れても何の不思議もない。
だから、わたしたちが何かをなすチャンスは、いつも今この瞬間にしかないのだ。
そして、その限られた時間の中で何かをなす以上、何かから離れたり、何かをきっぱりと捨てなくてはならない。
しかし、何を捨てようかと悩んだりする必要はない。懸命に行動しているうちに、不必要なものは自然と自分から離れていくからだ。
あたかも、黄色くなった葉が樹木から離れ去るかのようにだ。
そうしてわたしたちはさらに身軽になり、目指す高みへとますます近づいていくことになるのだ。

                 「超訳ニーチェの言葉」白取春彦訳

「慣れること」に慣れるな

2016年2月 8日

「慣れること」に慣れるな
要するに習慣というものは、
善くもなり、悪くもなるから、
別して注意せねばならない。
        【『渋沢栄一訓言集』座右銘と家訓】

 

※現代の言葉で言うと・・・
同じことを習慣にしていても、
それが"精進"になればいい結果につながり、
"マンネリ"になれば悪い結果しか生まない。
注意して、両者を分ける必要がある。


マンネリからは成功は生まれない。
いったん思い立って始めたことでも、しばらく経つと、初心を忘れてしまうことがありますね。
つまり慣れてしまうのです。
求めていた天職、求めていた夢の実現。
最初はそれに向けて努力を続けていたのに、いつしか気持ちが冷めていって、違うものに憧れる自分に気がついたら、それは「慣れてしまった」ということでしょう。
どんなに楽しいことでも、いつかはその楽しさに慣れます。
けれど、そのたびに次へと移ってしまっては、いつまでも本当に求めているものには届きません。
「慣れること」に慣れて、流されることのないように。
常にわくわくした新鮮な気持ちを持ちましょう。
すべての成功者は「マンネリ」と無縁です。


        『渋沢栄一100の訓言』渋澤健著/日本経済新聞出版社

もう一度言います 今年は大変な年

2016年2月 8日

1月4日に去年はナギ状態の日本の政治経済も今年は大変な年と、この欄で書きました。
ひと月がたち早くもその兆候はあちこちに出ています。

ただ、こんなものではありません。
あと11か月、日本丸の舵取りは大変なものとなるはずです。

ポイントはアメリカもロシアも原油価格が上がってほしいと腹のなかで切望していることにあります。
かつて戦争に導いた日本の財閥をメジャーに置き換えてみてください。
彼らが原油価格を上げるために何をしたいか考えればいかに危険か、今の原油安はたちまち反転する可能性があります。
安くなっても高くなっても日本にとってアゲンストの風です。

中庸はないと覚悟すべきです。

 

記憶にない

2016年2月 1日

何をしたのか忘れ
何をするのかも忘れ
街で挨拶されて、それに挨拶を返して、はて、あの人誰だったかしら

中高年のみなさん!
お互い困ったものです

こう、綾小路きみまろさんは嘆きます。

もしどんな場合でも変な金などまったくもらった経験がなければ
そんなこと1度もありませんと全否定できますから、記憶があいまいなどと言う必要はないでしょう。
なまじ過去にもらったことがあるから
このケースはどうだったか、と考えなければなりません。

あまりにお粗末!
こんな人が、大切な大切な交渉事をして、あとでどんな内容だったか忘れましたなんて言い出したら・・・・。

そんな大切なこと忘れるようなら、

お金のことだけでなく、中高年特有の症状かも、と別の身体検査も必要ですよね

きみまろさん

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