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2016年3月のバックナンバー

日本の最大の輸出商品は「電鉄経営」

2016年3月28日

久しぶりにタイに行ってきた。
バンコク市内は自動車洪水でまったく時間が読めない。
かつてはバイクの行列だったこの国も自動車の普及が進んだ。
その大半は日本車である。
高速道路も整備されてきたとは言え、まだまだ追い付いていない。
地下鉄や高架鉄道もできてはきたが、輸送能力はとても足りない。

タイに限らず今後途上国が最も日本に求めているのは「私鉄経営」だと思う。

戦後東京や大阪がいち早く発展できたのは、私鉄各社が電車を走らせるだけでなく宅地開発や、百貨店、スーパーなどを沿線に並べ、遊園地をつくり、バスやタクシーを走らせたことによる。
こうした経営スタイルは阪急の小林一三以来のものであり、日本独自のものだ。

この経営手法をアジアに移転すれば、結果として大きな輸出が生まれる。

これはほかの国にはまねのできない日本のオリジナル商品なのだ。

日本的ライフスタイルの輸出、これこそこの国の生き残り方だと思う。

計画は実行しながら練り直せ

2016年3月18日

計画を立てるのはとても楽しく、快感を伴う。長期の旅行の計画を立てたり、自分の気に入るような家を想像したり、成功する仕事の計画を綿密に立てたり、人生の計画を立てたり、どれもこれもわくわくするし、夢や希望に満ちた作業だ。
しかし、楽しい計画づくりだけで人生は終始するわけではない。生きていく以上は、その計画を実行しなければならないのだ。そうでなければ、誰かの計画を実行するための手伝いをさせられることになる。
そして、計画が実行される段になると、さまざまな障害、つまずき、忿懣、幻滅などが現れてくる。それらを一つずつ克服していくか、途中であきらめるしかない。
では、どうすればいいのか。実行しながら計画を練り直していけばいいのだ。こうすれば、楽しみながら計画を実現していける。

「超訳ニーチェの言葉」白取春彦訳/ディスカヴァ-・トゥエンティワン

 

最後の大勝負

2016年3月 7日

住宅メーカーは来年消費税が引き上げられる前が最後の勝負という認識で一致している。

職人不足もあり戸建ての場合ならば、今年夏までに契約をしておかなければ来年消費税引き上げ前の引き渡しは難しいかもしれない、と思われここ数ヶ月が勝負どころとなるわけだ。

そして駆け込み需要のあと、業績の戻りはもう期待できない、と読む。
若い世代の住宅取得を手伝っていた「GS世代」の懐が株価下落などで余裕がなくなっていること、今後住宅取得の中心になる30代が就職超氷河期世代で非正規雇用が多いこと、そして何より合計特殊出生率が2.0を大きく割り込んで以降の世代、つまり夫婦どちらかが一人っ子の可能性が高く、親の家の相続権を持ち、自分で苦労して家を建てなくてもよい人たちなのだ。

買うべき人は税率引き上げ前に買ってしまうだろう、というわけだ。
それだけに今年は「最後の大勝負」である。

来年の消費税引き上げ延期も取りざたされるが、それを睨んだ最後の大勝負が始まっている。

すべての家庭人は、人生の半ばをあきらめて居る

2016年3月 2日

すべての家庭人は、人生の半ばをあきらめて居る

                     萩原朔太郎『虚妄の正義』


子供の頃から神経質で体の弱かった朔太郎は、家庭的にもあまりめぐまれていなかった。42歳で離婚した。その年彼は箴言集『虚妄の正義』を書き、その中で「一夫一婦制度は偽善であり、人生を不潔にする有毒な制度なるかな」と言っている。最近は納得のいく相手がいなければ、いわゆる適齢期を過ぎても結婚しない女性が増えている。親のすすめによる見合いで、あきらめて結婚するような人はほとんどいなくなった。しかし、すでに結婚している人は、この言葉のようにあきらめているのだろうか。

     『スピーチに役立つ名言・名句ハンドブック』PHP研究所情報開発室[編]

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