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2016年5月のバックナンバー

なんともったいない!

2016年5月30日

東京都美術館で開催された若冲の展覧会は連日数時間待ちの大人気でした。
私は3時間くらい並びましたが、ひどい場合は5時間も並んだ日があったそうです。

倒れないように水飲み場を作ったとかいう話がマスコミで紹介されていましたが、
いかにも「倒れでもされたら責任追及されるのが困る」と言うお役所的体質しか見えてきません。

「あなたは○時にお越しください」という整理券を配る発想がどうしてないのか
あきれるばかりです。
何万人もの人に無駄な時間、ただ突っ立たせるだけという知恵のなさ。
その人が上野の街を回遊していたらどれだけの経済効果があったでしょう?

これは主催者の怠慢です。
頭の悪さです。

水飲み場や休憩スペースを作ればいいというものではありません。

開催前からの準備も当然ですが、始まってから毎日の行列に何の知恵も働かなかった輩はまた次回同じことを繰り返すでしょう。

反省だけならサルでもできます。
上野動物園のサルに笑われる東京都美術館です。


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70歳近くにしてはあまりにも幼稚

2016年5月30日

定年後をどう生きたらいいのか。平均寿命が延びたおかげで、まだあと20年、8万時間もあるぞ、といわれる(加藤仁『定年後の8万時間に挑む』)。さあ、もう仕事はない。どうするのかね? つまらない計算などするんじゃないと思う。なにが8万時間だ。わたしたちが生きるのは1日1日の24時間だけである。その積み重ねである。老後の貯金は6千万必要だ、という論法とおなじである。8万時間が一度に来るわけじゃない。
これまでも20歳になったときは、もう大人だ、社会的責任感をもたなければな、などと決心せず、ただ、そうか、ついに20歳か、と思っただけでやりすごし、30になったときは、もう若くはないなと思い、40になったときは、これで50になったらどう思うだろうかと考えたが、実際に50になったときは、いよいよオヤジに突入かと一瞬思っただけで、実際にはなんということもなかったのである。
60歳になったときも、もう50歳で予備練習ができていたため、なにが還暦かと思っただけである。当然、赤いチヤンチャンコなど着なかった。代わりの赤い座布団もなし。冗談じゃないのである。しばらくは、さてこのあとどうはするかね、とは思ったが、結局どうもこうもなかった。年齢には慣れる。年齢は思うほど自分を規定しないものである。自分の感覚のまま生きればいいのだと思う。というより、日々にあっては自分の年齢など忘れているものだ。
南伸坊が、現在は「ジジイがジジイらしくするのがいいという価値観がこわれてしまった」のではないか、と書いていたが、そのとおりだろう。じいさんのあるべき理念型などもうどこにもない。わたしもまた「じじいらしく」など考えない。昔のじいさんタイプも現在のじいさんタイプもまったく意識せずに、ただ自分が好きな風にしているだけなのだが、しかし、それがあまりにも幼稚だという自覚がある。これは自分でわかっている。これまでの人生がたぶん甘かったのだろう。
観るテレビや映画は娯楽主体。テレビのバラエティ番組をばかにしているくせに、バラエティ好きである。読む本も今や娯楽本ばかり。好きな食べ物はもっぱらB級グルメである。大戸屋のチキンかあさん煮定食に和光のヒレカツ定食、リンガーハットの皿うどん、「てんや」の野菜天丼、マクドナルドのフライドポテト、コンビニのメンチとからあげ。
考えることも、途中でこんがらがってくるとやめてしまう。こんなこと、おれが考えてもしょうがない、と思ってしまうのだ。それでめんどうくさくなり、この国はカエルのつらにションベンの恥知らずの国だなとか、舞い上がった政治家だなとか、85歳のストーカーってなんだこのじじいはとか、400キロの防波堤ってなに考えてるんだ専門家はと、一言毒づいて終わりである。はっきりいって、私の行動半径や思考半径は、日々の生活を中心とした数キロ以内の出来事に限られているのだ。
『定年後7年目のリアル』勢古浩爾著 草思社文庫

九州の景気が心配

2016年5月23日

全国を回っていて景気がいいなと実感できたのは東京と九州でした。

オリンピック目指して工事が相次ぐ東京と、次々に大型クルーザー船が入港、インバウンド景気を謳歌する九州。

ところが熊本地震で一気に冷水を浴びせられたのです。

ゴールデンウィークのキャンセル続出、何しろ湯布院や黒川と言った温泉街がいちばん余震に苦しめられました。

また自動車アイランドと呼ばれるほど九州には自動車工場が集中していますが、部品調達がままならず生産は滞っています。

6月7月に発表される景気指標は九州を中心に落ち込むデータが続出するはず。

景気の牽引車九州経済の落ち込みは日本全体の景況感も暗くするでしょう。

消費税引き上げ決断、あるいはダブル選挙の決断にもかかわり

後で考えるとこの地震は、日本の大きな節目となるかもしれません。

 

 

あまりに残酷な「美貌格差」

2016年5月19日

容姿の劣る男性の場合で、平均的な男性に比べてなんと13%も収入が少ないのだ。女性の場合は4%だから、醜さへのペナルティは3倍以上にもなる。なぜこれほどまでに男性は容姿で差別されるのだろうか。
 この疑問に対してハマーメッシュは、母集団の違いを指摘する。成人男性の8割以上が仕事に就くのに対し、アメリカでも就業する女性は7程度だ。これは専業主婦になる女性がいるからで、経済学的な観点からは、彼女たちが労働市場を忌避するのは期待できる賃金が少ないからにちがいない。美貌による賃金格差がある以上、働かない選択をした女性の不美人度は高い(美人のほうが働く意欲が強い)はずで、母集団から容姿の劣る女性が抜けたことで男性との差が生じたのだ。
 しかしこれだけで、男性と女性の「醜さ」の大きな格差のすべてが説明できるだろうか。ここではもっと常識的な説明を考えてみたい。
 雇用主は男性と女性の求職者の外見を同じ基準で判断するわけではない。女性の求人で、モデルや美容部員、接客業なら容姿を重視するだろうが、事務職などでは外見を考慮しないことも多いだろう。男性の場合は、イケメンだけを採用するのはホストクラブくらいかもしれない。だとしたら雇用主は、男性の外見のどこを気にするのだろうか。
 それは美醜ではなく暴力性だろう。
 あらゆる社会において、女性よりも男性の犯罪者が圧倒的に多いことは共通している。日本でも刑法犯に占める女性の比率は15~20%程度で8割以上は男性。強盗、傷害、暴行、恐喝のような暴力犯罪に限れば男性の比率は9割を超え、若いほど犯罪率は高い。これほどまでに大きな性差があれば、雇用主が若い男性の暴力性を考慮するのは当然だ。だが履歴書だけでは誰が危険なのかを判別することはできず、そのため暴力的な外見の若者が真っ先に排除されるのだ。
 これはもちろん、人相の悪い若者がすべて犯罪者だということではない。そればかりか、若者が法を犯すかどうかは容姿とほとんど関係しないというデータもある。だがこれには例外があって、「きわめて醜い」とされた一部の若者は、強盗や窃盗、暴行に手を染める可能性がとても高いのだ。
 この事実をどう解釈するかは慎重であるべきだろう。醜い若者は、雇用主の差別によって労働市場から追い出され、犯罪者の道を選ぶほかなかったのかもしれない。しかし現在では、男性ホルモンであるテストステロンが暴力性と強く相関し、なおかつその影響が外見にも表れることがわかっている。胎内で高濃度のテストステロンを浴びた男性は、思春期になるとテストステロン濃度がきわめて高くなる。そこから生じる威圧的・暴力的な雰囲気を私たちは無意識のうちに察知して強く警戒するのだ。

          『言ってはいけない ~残酷すぎる真実』 橘 玲著(新潮新書)

選択肢が多いほど幸福度は下がる

2016年5月16日

選択肢が多いというのは一見うれしいことですが、その一方で、私たちは自らくだした決定に自信のないこともままあるはず。選択肢が多すぎると、それに決めたあとでも、「もしかしたらあっちのほうがよかったのかしら」と自らの選択を悔いることにつながります。
 それは、さまざまな情報の裏付けにのっとって決断したとしても、その情報の数が多ければ多いほど、踏んぎりがつかず、私たちは優柔不断に陥るのです。
 これこそが自分にあった車だ、靴だ、生命保険だという具合に、いったいどうすれば確信の持てる決断をくだせるでしょう。
 バイキングスタイルの食事が嫌いという人もいるでしょう。どの料理がいちばん美味しいのかがわからないので、すべてを試してみたくなり、結局食事を味わうという本質的な楽しみを台無しにしてしまったりするからです。そこで、私ならホテルでの朝食は、だいたい決まったメニューで、選択肢は紅茶かコーヒーくらいにします。そのほうがよっぽど落ち着いて食べられます。
 選択肢の多いことが豊かであるというのは、嘘なのだと思います。


『シンプルだから、贅沢』ドミニック・ローホー著、原 秋子訳 引用(講談社)

 

第2クールが正念場

2016年5月16日

私は一年を3クールに分けて捉えるのが現実的と思っています。
正月休み明けからゴールデンウィーク前までのおよそ100日、
ゴールデンウィーク明けから盆休み前までのおよそ100日、
そして盆休み明けからクリスマス正月休み前までのおよそ100日の3つのクールです。

100日頑張っては一息つき、よしまた次の100日頑張ろう、と気合いを入れると一年の過ごし方にリズムが出るような気がします。

会社の決算や学校の学期なども大きく影響するかもしれませんが、人間の生理としてはこの3クールの方が捉えやすいと思うのです。

さて第2クールがスタートしました。
思わぬ地震でダブル選挙が打ちにくくなった安倍政権、消費税の決断と参議院選挙をどう戦うか、
ヒットラー登場でアメリカ大統領選挙は日本にもこれまでになく大きな影響が出そうです。
さらにイスラム国に北朝鮮、
株と為替の不安定、
東芝、シャープに続き三菱自動車の浮沈など
内外情勢は予断を許さないことばかり

第2クールは波乱万丈の展開、自分のこともさることながら、まずはこれらの多くが第2クールの100日にある程度の方向性が見えることになりそうです。

今年一年の正念場です。


 

「GS世代研究会」第11回勉強会・大商談会の御案内

2016年5月10日

「GS世代研究会」は、60代を中心とした中高年マーケットを切り拓き、日本経済再生の糸口を見つけようとするものです。しかし、ここにきて「GS世代」=「黄金の60代」と位置付けてきた社会状況にも微妙な変化が起きています。
発足当初とは異なり「GS世代」が後期高齢者に近づき、消費が抑制気味となり、必ずしも「ゴールデンな消費者」とは言えなくなってきたからです。
今後「GS世代」はどう動くのか、そして日本の往く末は?
座長 西村 晃が初めて「GS世代研究会」の講師として講演いたします。全会員の皆様、必見の講演です。多くの方のご参加をお待ちしています。
なお当日は14時から「自治体分科会」、16時から「大商談会」を行います。
「自治体分科会」は行政関係者の方のみの参加です。また、「大商談会」は名刺交換して商談を進めて頂きます。パンフレット、名刺などたくさんお持ちください。

 

                           記

【日時】  2016年 7月 1日(金)
【会場】  東京 日本橋公会堂

【当日の予定】 
14時~16時  自治体分科会
16時~18時  大商談会

※舞台上に机を並べカタログなどを置けるようにしますが、
スペースに限りがありますので譲り合ってお使い下さい。
客席を開放しますので個別の商談にご利用下さい。

18時半~    勉強会 講師     座長 西村 晃 
                『2020年に向けて「GS世代」の進む道』


 

「りんくうタウン歩き愛です」開催近づく!

2016年5月 9日

来る5月29日(日)に、関西国際空港に近接したりんくうタウン(大阪府泉佐野市)で、「りんくうタウン歩き愛です」が開催されます。
当日は9時から、りんくうタウン駅ビル内にある"りんくうパピリオ星の広場"で受付。
参加証の歩数計を購入して自由にウォーキングしてください。
ウォーキングエリア内に設置したクイズに正解するとボーナス歩数が加算されます。
合計歩数に応じて賞品が抽選で当たりますから、15時からのお楽しみ抽選会にぜひ、ご参加ください。

詳細は「歩き愛ですホームページ」【今後のイベント予定】をご覧ください。
http://arukimedesu.jp/event.html

イタリア、スペインが赤字財政で苦しむ理由は?

2016年5月 9日

中世のカトリック教会は、「蓄財は罪」を教えました。だから、お金が貯まったら教会に寄付することが奨励されていました。教会が販売する贖宥状(免罪符)というお札を購入すれば、罪をあがない、神の赦しを得ることができるというわけです。
 「金儲けは罪」「教会に寄進をすれば救われる」―――という教えでは、頑張って働いて、お金を稼ごうというモチベーションが起こりません。蓄財より消費に励み、教会にどんどん寄進するような国民性が育まれていったのです。
 現在、財政赤字に陥っている南欧諸国とアイルランドがカトリック教国であるのは、偶然ではありません。
 また、イタリアやスペインは、ギリシアと同じく冷戦中は親米軍事政権で、さまざまな支援を受けられた。つまり「甘やかされていた」ことも財政が悪化した原因のひとつといえます。

 

『ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ ~日本人が知らない100の疑問~』より

まちを回遊させる発想

2016年5月 9日

城崎温泉は昔から外湯巡りで知られています。
志賀直哉がこの温泉地に逗留して原稿執筆していたころも、各温泉旅館に内湯はなく、泊り客は皆この街なかに設けられていた外湯と言われる公衆浴場に出かけたそうです。
当時は内湯をつくってはならないという取り決めもあったようです。
さすがに今はそれぞれの旅館が内湯を持ってはいますが、いまでも外湯めぐりは健在です。

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宿泊客は旅館名の入った浴衣と下駄、それに入浴カードを旅館からもらって7か所の公衆浴場巡りに繰り出します。
夕方4時のチェックインから翌日10時のチェックアウトまではこのカードを提示し、浴衣と下駄の旅館名で宿泊客と分かるので無料で湯めぐりができます。

宿泊以外の人は入浴券が必要になりますから組合の旅館に宿泊する人のメリットは大きくなります。

温泉街とはいっても大旅館が宿泊客を館内だけに閉じ込めてしまえば商店街の共存共栄ははかれません。

外湯めぐりによる地域おこしは外国人観光客にも評判です。

知恵と工夫で地域再生ははかれる良い見本です。

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