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「トイザらス」破綻

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アメリカの玩具カテゴリーキラー 「トイザらス」が破綻した。

かつて日本上陸で大騒ぎとなった専門ディスカウンターの撤退に時代の変遷を思わざるを得ない。

カテゴリーキラーとはある分野においてライバルを殺してしまうくらいの品揃えと価格競争力をもったビジネスのことを呼んだ。

「トイザらス」はその象徴的な存在だった。

いまアメリカでは家電、家庭用品に衣料品、スポーツ用品、書籍とさまざまな分野のカテゴリーキラーが崩壊している。

彼らを殺したのは同業他社ではない。アマゾンに代表されるネット通販だ。

百貨店など既存ビジネスを駆逐したカテゴリーキラーが、いままた新しい勢力の前に駆逐されようとしている。

その結果、こうした専門店をたくさんテナントとして包含していたショッピングセンターも空き店舗に悩み、衰退の危機に瀕している。

日本でも対岸の火事ではない。

多くの小売業が店舗の家賃負担に耐えられず、また人手不足によって店舗閉鎖を余儀なくされている。

ネットは限りなく低コストで、商圏を考えずに集客可能で、立地条件に左右されるリアル店舗の弊害を克服できる。

この時代を乗り切るのは容易ではない。

画一的でない個性的な商品をどう訴求させるか、ブランドとしての権威をどう保つか。

リアル店舗だからこそ具現化できた戦略をどう守るか。

悩みは深い。

同時にまた、大きな流れは30年周期。

カテゴリーキラーの時代もほぼ30年だった。