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ハガキを書く大切さ

2017年10月 6日

神奈川県に田川誠一という代議士がいました。
朝日新聞出身で、大臣まで務めた人でしたが、選挙にめっぽう強かった人気の秘密があります。
その秘密は「ハガキを書くこと」でした。

田川さんは横須賀の自宅から、横須賀線で一時間半以上かけて国会に通っていました。
クルマも使わず、グリーン車さえ使わない。
そして電車の中でひたすらハガキを書き続けることを日課としていました。

一日何十枚ものハガキを書く。
電車の中だから字が曲がっていたりする場合もあった。
それでも国会議員から直筆のハガキが何枚も届くと、もらった方は感激します。

田川さんのこのハガキによる人脈形成は、漫画の題材にもとりあげられ子供たちにも紹介されたほどでした。

地盤、カンバン、カバンという政治家の三条件を持たなくても、全国有数の得票をあげられる選挙の強さはここにあると教えられました。

私は田川さんから学んだハガキ作戦をもう40年続けています。

例えばこんなことがありました。

就活の時、ある人の紹介で自動車ディーラーの社長に会うことができました。
第一希望は違う会社と断りながらも世の中について自分の考えを率直に伝えました。

会食の帰りの電車の中で、もらった社長の名刺あてにハガキで礼状を書き、帰宅前に投函しました。

翌々日の朝早くその社長から電話がありました。
「すばらしい。うちの営業マンに教えてもできないビジネスの基本が身に付いている。君は間違いなくナンバーワン営業マンになれる。ぜひうちに来てほしい」

大変嬉しい電話でしたが、自分はマスコミ志望なので、と丁重にお断りしたところ

「それなら新聞社に推薦状を書いてあげる」と言い出したのです。

正直言って推薦状と言うものがどれだけ意味あるかは疑問でしたが、ありがたくいただくことにしました。

同様にお願いしたわけではないのに、新聞社に推薦状を出すと言ってくれた有力者が何人か現れました。

その中にあの田川代議士もいました。

メール全盛の時代だからこそ、ハガキはなお一層効果的だと思います。