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ところ変われば・・・

2018年1月23日

新聞で興味深い記事を見つけました。
あの「タニタ食堂」曲がり角?塩分摂取多い秋田は閉店へ、というのです。
 
産経新聞によると、「1食約500キロカロリーの健康定食」で爆発的な人気を得たタニタ食堂ですが、秋田市の「あきたタニタ食堂」の客足が伸びず、全国10店あるフランチャイズ(FC)店で初めて、3月いっぱいでの閉店が決定したそうです。

健康計測機器メーカーのタニタは平成24年1月に、タニタ食堂の1号店となる丸の内タニタ食堂をオープン。本社の食堂のメニューを再現したヘルシー定食をオフィス街で提供するというコンセプトが当たり、女性のビジネスパーソンを中心に連日、長蛇の列ができる盛況となりました。

その後、東北から九州まで全国にFC店を広げ、あきたタニタ食堂は26年12月、市中心部の商業施設内にオープンしました。
 
開店当初こそ盛況で、県や秋田市とタイアップした健康セミナーなども随時、行っていた。だが、次第に客足が落ち「想定の半分程度だった」と運営元のあきた食彩プロデュース(秋田市)の担当者は話します。
「過疎化と高齢化、喫煙や飲酒、塩分摂取量の多さなど食生活で予防ができていない」(秋田大学医学部附属病院の羽渕友則院長)という県民性が背景にあるのではと新聞では分析しています。

秋田県のホームページによると、「秋田県の食塩摂取量(成人)は全国平均より高い状況」だそうです。そこで、国の目標の成人男性1日8グラム未満、成人女性同7グラム未満に対し、秋田県は平成34年までに県民の摂取量を同8グラムにする目標を立てています。
「せっかく外食するなら、健康に気を使うより手の込んだものを食べたいと考える人が多いのかもしれない」と、あきたタニタ食堂では見ているそうです。

地域によって味付けの伝統もあり、健康志向というだけでは一筋縄ではいかないところにビジネスとして展開する難しさがあります。