「西村晃のマーケティングの達人 大繁盛の法則」企業経営・売上アップのヒントを提供

今週のズバリ

月別バックナンバー

和魂洋才で市場を拓け

2018年2月 5日

日本人が作ったカレーのチェーンやラーメンチェーンが海外で市場を拡大しています。
もともとは日本に伝来した料理が、本場とは違うスタイルでファンを獲得しています。
これは日本の得意なパターンです。


「外来宗教であった仏教を日本人はいかに「日本の仏教」にしていったか。
開祖の釈迦牟尼は貴族だったから、衣食住のために働く必要がなかった。
いくらその悟りが立派でも、働かなければならない階層に修行をしている暇はない。それでは大衆はいつまで経っても悟れない。
すると日本人は、働くこと、仕事をすることが修行なのだとした。
仕事をしながら成仏できると教える、こうした現実と理想の擦り合わせに日本人は長けている。これは文化的センスが大人でありながら硬直していないということだ。
仏教についてもう一ついえば、平安時代に始まる神仏習合(本地垂迹)の考えがある。
日本には仏教渡来前から神道があったが、この神道と仏教とを衝突させることなく、神の本源は仏であり、仏が日本人を救うために神となって日本に現れたという"理屈"を編み出したところに、日本人の多様性と寛容性が表れている。
神号にも権現、大菩薩などが付けられ、天照大神は大日如来、矢幡神(応神天皇)は阿弥陀如来あるいは釈迦牟尼仏、熊野権現は阿弥陀如来のそれぞれ垂迹とされた。
一神教を信じる人たちには理解できないかもしれないが、日本人はこうした寛容性と知恵によって宗教による深刻な争いを、国民のあいだからまったくといってよいほどなくした。神仏習合は、理論としては明治政府の神仏分離令によって衰退したが、日本人のあいだではすでに民族的DNAとなって何の不都合もない」

(『帝国主義復活を阻止する使命』日下 公人(Voice 2018. 2月号)より引用 )


これから日本の人口は減り、国内市場は閉塞状況です。
日本人向けに作り替えた自動車や家電など様々な商品を「新しいコンセプト商品」として海外にうちだしてゆく戦略性が今こそ求められていると思います。