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皇室報道に思う

2018年2月 8日

男女平等という今日の常識から考えると、天皇も女性でいいのではという議論になります。

もし女性天皇が民間人の夫を持つことになれば、究極の逆玉ということで政治家や実業界などから自薦他薦が相次ぐことでしょう。

そして実現すれば天皇家につながる家柄ということになり、その家系が権勢をふるうという「藤原道長現象」が起きることも予想されます。

もちろんそういう意図をもてば、男性天皇の伴侶に民間人女性がなる場合でも可能性がないとは言えません。

幸い、これまで開かれた皇族という新憲法下にあってそうした傾向がないことは喜ばしいことです。

ただ未来永劫この幸運が続くとは限りませんから、やはり皇室の慶事は慎重であるべきと思います。

まちがってもマスコミの手柄欲しさのスクープなどで、慎重な決定過程が歪められるようなことがあっては後世に禍根を残すことにもなりかねません。

私は皇室報道に特ダネはないと思っています。

かつて新元号をある新聞社がスクープした瞬間、宮内庁が別の元号に替えたということがあったと伝えられています。

天皇退位の意向、ご成婚で出し抜かれた他のマスコミが血眼になって、新元号を取材中です。

今回は初めての生前退位ですから、取材合戦も熱を帯びています。

ただ、少し早く抜け駆けすることにどんな社会的意義があるのか冷静に考えてほしいと思います。

折から憲法改正も議論されています。

皇室や憲法は国の基本です。

拙速報道のデメリットを国民も考えるべき時に来ていると思います。