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人工知能には恐怖心がない

2018年2月23日

国民栄誉賞を授与された将棋の羽生善治さんが著書で次のように述べています。

コンピュータ将棋で言われるのは、人工知能には「恐怖心がない」ということです。
棋士がしばしば口にする感想に、「将棋ソフトの指す手には、人間から見ると、違和感を覚える手が多い」というものがあります。
通常なら怖くて指せないような、常識外の手を人工知能は指してくるのです。もちろん、将棋ソフトについて言うなら、人間の持つような盲点がない分、自由に手を選べるということでもあるでしょう。
しかし、人工知能が社会に進出してきたら、どうでしょうか。
特に人口知能ロボットのような事例を考えてみると、「恐怖」を覚えないのは社会生活を営む上で、そもそも困難を来すように思います。私たちが道路で車にぶつからないように歩いたり、エスカレーターの前でしっかり歩みをステップに合わせられたりするのは、煎じ詰めれば「恐怖」で危険を察知できるからです。
また、ブラックボックスの話のときと同様、人工知能がさらに大きな進化を遂げ、社会的な意思決定を任せられるようになったらどうでしょう。人工知能が人間では受け入れがたい、危険な判断をする可能性もゼロではないように思うのです。

          『人工知能の核心』羽生善治 NHKスペシャル取材班(NHK出版新書)
 

株のシステム売買などでも人間の取引感覚では考えられないような取引で乱高下しがち。

人間がいかにAIと共存するか、新しい秩序つくりを急がねばなりません。