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2015年12月21日

「七転び、八据えおき(ななころび や すえおき)にならないとも限らない2016年」
 
2016年はひょっとしたら日本発の世界経済混乱が起こるかもしれない。
安倍政権の最大の生存意義は憲法改正だ。
祖父、岸信介以来の憲法改正の悲願を達成する絶好のチャンス到来と考えている。
準備不足の野党に奇襲攻撃をかけて衆議院で3分の2の多数を勝ち取った。
次の参議院選挙でも、まだ野党は体制ができていないから勝てる、と政権は考えていることは間違いない。
2017年4月の10%消費税引き上げ後は不利だし、過去の経験則からダブル選挙は自民有利と考えているから、来年7月の衆参ダブル選挙を睨んで政治日程は組まれてゆく。
 
これを実現するためには、強硬に軽減税率導入を主張している公明党の要求を飲まなければ選挙協力は得られない。
しかし軽減税率はどこで線を引くかが難しい。
食品すべて軽減税率を適用すれば税収入が落ち込むし、奢侈品と必需品の差をつけようにも同じスーパーの店の中で共存する以上現実にはまず無理だ。
税制大綱でとりあえずこれに関して決着したが、準備段階の混乱はこれからだ。
 
また宅配新聞は軽減税率とすべき、と主張する大手新聞はそれと見返りに政権支持を鮮明にしてきた。これが実現しないと反旗を翻す報道姿勢をとることが予想される。 
これは誰が政権を担っても簡単に行く問題ではない。
 
したがって来年前半はだめな、何も決められない政府の報道が多くなるはずだ。準備の煩雑さが政治不満につながる。
 
そうした中で選挙を迎える。
ところで来年は18歳選挙権引き下げで初めて国政選挙に向かう若者が200万人以上いる。
これまで選挙権拡大の例を見ると、新有権者の投票率は高くなる傾向にある。
各学校では選挙教育に力が入っている。
この人たちの投票行動を政権は計算に入れていない。
 
私は野党のていたらくをなめて、衆参ダブル選挙で一気に3分の2獲得という胸算用が大きく崩れ、逆に与党が大敗北を喫する可能性はかなりあるとみる。
油断大敵ということだ。
予想外の与党大敗は、株価下落、為替不安、そして当然のように思われていた10%消費税引き上げシナリオにまで影響を与え、国の格付けも下がるかもしれない。今の野党に政権担当能力があるとは思えず、与党も野党もだめ、日本発の経済混乱の悪夢がよぎる。
 
7月に転び、8%で据え置き。
これが現実になりそうだ。
「七転び八据え置き」が視野に入る2016年。
緊張の一年を迎える。
 
 
というわけで
楽観できない2016年。
自分の守りは自分でと言い聞かせたいものです。
 

12月14日に想う

2015年12月14日

テロリストが自分たちの思いを遂げるために民家に押し入り主人の首を刎ねた。
どんなに彼らの理屈にはかなっていてもそれは許されることではない。
 
「イスラム国」の話、ではありません。
赤穂浪士の話です。
許されないはずの話が400年もこの国では美談として語り継がれています。
 
 
どんなに理不尽な人殺しでも屁理屈は立つということでしょうか。
所詮一部の無法者の仕業とテロを考えがちですが、そこから戦争が起こる例を歴史は教えてくれます。
 
 
もはや第三次世界大戦は始まっている。
そう考えるとこれまでの経験則の延長で来年の経済予測をしている。
シンクタンクのサラリーマンエコノミストたちの仕事が空虚に見えてきます。
70年もの間、戦争に巻き込まれませんでした。
それを当然のことと考えていませんか。
70年前までは、日本は10年とおかず戦争を繰り返してきた国なんです。
 
来年は相当に危ない年になります。
 


 

シブヤは幸せか

2015年12月 7日

休日のシブヤに行ってみてください。
ビルに取り付けられた何台もの大型ビジョンから、ハチ公前交差点に大音響が降り注ぎます。
それぞれが打ち消しあい、内容など聞き取れません。

また大型トレーラーがこれまたスピーカーのボリュームをいっぱいに上げてアーチストのプロモーション音楽を流しながら何台も巡回しています。

その上、右翼のアジ演説まで加わり、交差点で信号待ちをしている時間は苦痛でたまりません。
この国では騒音規制があったはずですが、渋谷区はどうしてこんな状態を見過ごしているのでしょうか。

一方であちこちで工事が進行していて通行規制だらけ、大きく迂回させられるし、日々動線が変わります。

この街を子供のころから知っている私でさえ分からなくなるくらいですから、まして地方から来た人や外国人には絶望的な街でしょう。

地上2階にあった東横線の駅が地下5階に潜り、他線への乗り換えがわかりにくくなったうえに地上のビルの建て替えが同時に進み、混乱に拍車をかけています。

しかもできたばかりの東横線と副都心線のホームが見通しも悪く幅も狭く、ホームから改札階へ上がるエスカレータも不足しています。
新設のホームをわざわざ不便に狭苦しく作る発想が理解に苦しみます。

この雰囲気の中で大人がゆったりした気分で買い物をするのはまず不可能です。
結果として、これまで以上に大人は渋谷を避けて、シブガキ隊の街になり下がったと感じるのは私だけでしょうか。

供給者視点の街つくりの悪しき見本。
シブヤに明日はあるでしょうか。

リタイア症候群

2015年11月30日

リタイアして数年たった60代後半の男性に久しぶりにお会いすると老け込んでいる姿にビックリします。
現役の頃のはつらつとしたスーツ姿からは想像もできない老いた表情。
似合わないノーネクタイ姿、話すスピードまで変わります。
「そろそろ定年ですが、まだまだ元気だからなにかやりがいのあることがやりたいですなあ」と、言っていたのが嘘のように定年後は本当に元気をなくしています。

サラリーマン時代の激務を思えば悠々自適の日々、疲れがたまるわけもありません。
むしろウォーキングにジム通いなどで鍛えてさえいるはずです。

やはり緊張感と目的意識がなくなったことが最大の原因でしょう。

中小企業の社長なら70歳になろうが80歳になろうが、定年なんか関係ないと気持ちが張っています。

シニア女性が元気なのは、定年なんて男の話で、彼女たちにとっては旦那が昼間もいるようになったうっとおしさを除けば別に生活スタイルが変わるわけでもないのです。

混んで行列する必要などないのに、9時のスポーツジムや図書館のオープンを待っているのはシニア男性だと関係者は口をそろえます。

「毎朝通勤する感覚で定時にいらっしゃるんですよ。しかもサウナなどでの会話は重役だった人は重役っぽい話し方、根回しタイプだった人はそれを連想させる立ち居振る舞い。サウナルームはあたかも会社の役員会議室みたいで、座る位置まで決まっています」
あるスポーツジム社長の話です。

会社とは何か?
辞めて改めて自問自答している人が多いようです。

もはや戦争だ

2015年11月20日

NHKは「イスラム国」と言わずに「IS」という表現で用語統一しています。
国際社会が国と認めていないから、という理由ですが、私は、それでは本質を見誤ると思います。

国ではないから戦争ではなくテロという扱いになります。
しかし、彼らが目指すものは、侵略であり、自分たちの思想の押し付けであり、それを国境をまたいで無差別殺戮の上やり遂げようとしている以上もはや戦争と規定しなければならないと思います。

満州事変も第一次世界大戦もテロから始まりました。
彼らを国とは認めないというのはこちら側の理屈で、「満州国」などと言いはって戦争行為を働いてきた事例は過去にいくらもあります。

国家と承認されていても、勝手に海を埋め立てて領土と主張するならず者国家もいます。
他国の領土にミサイルを撃ってよろこぶ幼児趣味の国もあります。

「イスラム国」だけがエキセントリックなわけではないのです。

かつて日本国内には軍隊を先頭に戦争を仕掛けることで自分達の利益につながると考える財閥が存在しました。
しかしいま日本中見回して、儲かるから戦争したいという人がいるでしょうか。
政治家も経済人も世界平和こそ繁栄の礎であることをみな学んでいます。

戦争反対、若者を戦場に送るな。
この考えに反対を唱える人などいないのです。
しかし、ならず者が、日本に攻め込んできたときに、戦争反対、若者を戦場に送るなという叫びだけでは何も解決しません。
戦争になるには仕掛けてくる相手の存在があることを理解すべきです。

70年もの間、戦争に遭遇しなかったことは奇跡です。
しかし好むと好まざるとにかかわらず、今我々は戦争に巻き込まれる可能性が高くなっています。

東西冷戦は終結しましたが、キリスト教的自由主義文明と、イスラム教的原理主義との古くて新しい戦いがいま始まったのです。
クリスマス、バレンタインにハロウィンに興じているうちに、それは敵の陣営の祭りとみなされているかもしれません。

 

反射神経を養う

2015年11月16日

多くの経営者を取材してきて気がつくことがあります。
それは災難や難局はかならずやってくるから、そのときに反射神経的にとっさの舵を切れるかが勝負ということです。

誰にも頼れません。
突然やってくる経営の分岐点。
進むべきか退くべきか、
とっさの判断が求められる瞬間を経営者の誰もが経験しているのです。
その時どうしたらよいか、
そのために日頃から修養を積んでおく必要があります。
話題の店や流行商品を体験し、自分なりにそれが何故流行るのか、
果たして長続きするのか、
自分なりの仮説と検証を繰り返しておく。
それこそ何よりの自己研鑽と言えるでしょう。

結局のところ、他山の石がいちばん研けば光る玉になる、ということかもしれません。

とっさのために日頃から練習を積む。
それはスポーツ選手の日々の練習と一脈通じるものがあります。

地道にコツコツと、これが一流の経営者になるコツということでしょう。

夢が実現すると・・・・

2015年11月 9日

映画が近未来を予測して果たしてその通りの世の中になるのか、よく話題になります。
まず人間が考えることはいつまでも長生きしたいという夢の実現でしょう。
しかしみんなが死なない社会って幸せな社会でしょうか?
 
終身雇用の会社は
係長が300才、課長は400才、部長以上は1000才越えなければ、ポストが空くのは交通事故で死にでもしない限り可能性はない、なんてことになります。
 
「天文学的高齢社会」はあまり嬉しくありません。
現在でも、平均寿命はすでにずいぶん伸びました。
社会全体としてお年寄りをどう支えるか悩んでいます。
長生きしたいのですから、高齢社会で困った、なんて本当は矛盾しています。
 
もうひとつ夢の実現という意味で、我が国の領土を際限なく広げたいということがあります。
海を埋め立てれば土地は広がります。
沿岸に港を作るくらいならまだいいですが、ある国が太平洋をどこまでも埋め立てていけば、やがて海は消えます。
その結果自然破壊も問題になるでしょうし、だいたいどの国もエゴに走れば国際紛争は絶えないでしょう。
 
勝手に海を埋め立てそこに軍事基地をつくる。
まさかそんな子供じみた国は、現代には存在しないと思いますが・・・。
そういうエゴの国が消えることこそ夢の実現かもしれませんね。

減った年賀状

2015年11月 2日

早いもので年賀状売り出しの時期を迎えました。
若いころ、私はサラリーマンが転職と独立をするには個人人脈が欠かせないと考え、毎年年賀状を50枚ずつ増やすことを毎年の目標にして20代を過ごしました。
35歳転職の頃、毎年出す年賀状が400枚、40歳独立した頃が1000枚前後だったと記憶しています。
独立したあとはまさに年賀状が命、と必死に増やしました。

例年ゴールデンウィークのころまでにその年にきた年賀状を整理し名簿化、夏休みにその年前半に集めた名刺を名簿に加える。
9月と10月に増えすぎた名簿を吟味して減らします。
この時点で新しく増えた人脈のうち会社社長・部長以上の肩書きの人だけ残します。
そして枚数を決定して印刷するのが11月の仕事、今年分はもう印刷屋さんに行きました。

一年通じて行う最大の仕事こそ年賀状作りとして来ました。
ところが、です。
近年目に見えて返信が減りました。
法人向けが多いせいもあるかもしれませんが、こちらから2500枚以上出して、700通以下しか来なくなったのです。
一枚一枚に一筆添えて一年がかりのあげくこれでは愕然です。

メールが来て、「会社で年賀状の割り当てが減って」と書いてくる人がいます。
つまり自腹を切ってまでサラリーマンは仕事で付き合った人に年賀状を書く気はもともとないのです。
年賀状で人脈を作ることに存亡を賭ける中小企業の経営者たちと比べると、ずいぶん発想が違うなと、思います。

さて、さすがに私も昨年から年賀状の削減に乗り出しました。
本当に世話になったと実感できる人にだけ絞り込んでいます。
日本のよき習慣はこうして失われてゆくのかと、さみしさを感じつつ・・・。

大企業の脇の甘さ

2015年10月26日

東芝、東洋ゴム、旭化成に三井不動産・・・。
大企業が信じられない不祥事で、トップが頭を下げるシーンが続きます。
現場レベルの責任回避、その場を取り繕うこと、突き詰めていえば小さな失敗を真摯に受け止めず上司にいい顔をしようというサラリーマン根性が不正の動機ではないかという点が共通しています。
 
いいよなあ、大企業のエリートサラリーマンは・・・。
お客に対してではなく社内遊泳さえしていれば一生食いっぱぐれないと自他ともに認めています。
中小企業ならば小さな失敗で船が沈むから事件があれば必死に大元から改善しようとしますが大企業は一人一人のサラリーマンの御身可愛さから隠ぺいしてしまう。
 
小さなミスが露呈すれば出世にかかわるという、小さな小さな発想が結果として大きな会社の損失を招いてしまう。
 
大企業であるがゆえの脇の甘さだと思います。

爆買いの次に来るもの

2015年10月19日

ある国を侵略するということは、その土地を自由に使いビジネスを広げることでしょう。
武力でなくても相手の国に攻め入ることはできるのです。
最初のうちは観光などでたくさんの人が来るのを受け入れ側は歓迎します。
みやげにたくさんのものを買ってくれるから歓迎、歓迎です。
しかしそれも度を超すと、よその国に来て我が物顔で勝手なふるまいをする経済侵略だ、と受け入れ側が警戒してきます。
 
バブルの頃、日本人がアメリカにたくさん出かけ商品を買うだけでなく不動産やホテルまで買いあさるようになりアメリカは不快感をあらわしました。
ジャパンマネーでアメリカ合衆国の土地が26個買えるといった記事が雑誌に載り出しました。

そしてついに日本企業がロックフェラーセンタービルを買収すると日本人はアメリカ人の魂も買うのかと言われました。
その後もコロンビアピクチャーズエンターテイメントなどを買収すると非難の声が高まりました。
 
商品の爆買いの次に来るのは土地や企業の買い占めです。
結果的に投機の対象に日本がなってゆく心配があります。
 
かつて日本人が海外で受けた顰蹙が思い出されます。
 

 


 

 

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