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シブヤは幸せか

2015年12月 7日

休日のシブヤに行ってみてください。
ビルに取り付けられた何台もの大型ビジョンから、ハチ公前交差点に大音響が降り注ぎます。
それぞれが打ち消しあい、内容など聞き取れません。

また大型トレーラーがこれまたスピーカーのボリュームをいっぱいに上げてアーチストのプロモーション音楽を流しながら何台も巡回しています。

その上、右翼のアジ演説まで加わり、交差点で信号待ちをしている時間は苦痛でたまりません。
この国では騒音規制があったはずですが、渋谷区はどうしてこんな状態を見過ごしているのでしょうか。

一方であちこちで工事が進行していて通行規制だらけ、大きく迂回させられるし、日々動線が変わります。

この街を子供のころから知っている私でさえ分からなくなるくらいですから、まして地方から来た人や外国人には絶望的な街でしょう。

地上2階にあった東横線の駅が地下5階に潜り、他線への乗り換えがわかりにくくなったうえに地上のビルの建て替えが同時に進み、混乱に拍車をかけています。

しかもできたばかりの東横線と副都心線のホームが見通しも悪く幅も狭く、ホームから改札階へ上がるエスカレータも不足しています。
新設のホームをわざわざ不便に狭苦しく作る発想が理解に苦しみます。

この雰囲気の中で大人がゆったりした気分で買い物をするのはまず不可能です。
結果として、これまで以上に大人は渋谷を避けて、シブガキ隊の街になり下がったと感じるのは私だけでしょうか。

供給者視点の街つくりの悪しき見本。
シブヤに明日はあるでしょうか。

リタイア症候群

2015年11月30日

リタイアして数年たった60代後半の男性に久しぶりにお会いすると老け込んでいる姿にビックリします。
現役の頃のはつらつとしたスーツ姿からは想像もできない老いた表情。
似合わないノーネクタイ姿、話すスピードまで変わります。
「そろそろ定年ですが、まだまだ元気だからなにかやりがいのあることがやりたいですなあ」と、言っていたのが嘘のように定年後は本当に元気をなくしています。

サラリーマン時代の激務を思えば悠々自適の日々、疲れがたまるわけもありません。
むしろウォーキングにジム通いなどで鍛えてさえいるはずです。

やはり緊張感と目的意識がなくなったことが最大の原因でしょう。

中小企業の社長なら70歳になろうが80歳になろうが、定年なんか関係ないと気持ちが張っています。

シニア女性が元気なのは、定年なんて男の話で、彼女たちにとっては旦那が昼間もいるようになったうっとおしさを除けば別に生活スタイルが変わるわけでもないのです。

混んで行列する必要などないのに、9時のスポーツジムや図書館のオープンを待っているのはシニア男性だと関係者は口をそろえます。

「毎朝通勤する感覚で定時にいらっしゃるんですよ。しかもサウナなどでの会話は重役だった人は重役っぽい話し方、根回しタイプだった人はそれを連想させる立ち居振る舞い。サウナルームはあたかも会社の役員会議室みたいで、座る位置まで決まっています」
あるスポーツジム社長の話です。

会社とは何か?
辞めて改めて自問自答している人が多いようです。

もはや戦争だ

2015年11月20日

NHKは「イスラム国」と言わずに「IS」という表現で用語統一しています。
国際社会が国と認めていないから、という理由ですが、私は、それでは本質を見誤ると思います。

国ではないから戦争ではなくテロという扱いになります。
しかし、彼らが目指すものは、侵略であり、自分たちの思想の押し付けであり、それを国境をまたいで無差別殺戮の上やり遂げようとしている以上もはや戦争と規定しなければならないと思います。

満州事変も第一次世界大戦もテロから始まりました。
彼らを国とは認めないというのはこちら側の理屈で、「満州国」などと言いはって戦争行為を働いてきた事例は過去にいくらもあります。

国家と承認されていても、勝手に海を埋め立てて領土と主張するならず者国家もいます。
他国の領土にミサイルを撃ってよろこぶ幼児趣味の国もあります。

「イスラム国」だけがエキセントリックなわけではないのです。

かつて日本国内には軍隊を先頭に戦争を仕掛けることで自分達の利益につながると考える財閥が存在しました。
しかしいま日本中見回して、儲かるから戦争したいという人がいるでしょうか。
政治家も経済人も世界平和こそ繁栄の礎であることをみな学んでいます。

戦争反対、若者を戦場に送るな。
この考えに反対を唱える人などいないのです。
しかし、ならず者が、日本に攻め込んできたときに、戦争反対、若者を戦場に送るなという叫びだけでは何も解決しません。
戦争になるには仕掛けてくる相手の存在があることを理解すべきです。

70年もの間、戦争に遭遇しなかったことは奇跡です。
しかし好むと好まざるとにかかわらず、今我々は戦争に巻き込まれる可能性が高くなっています。

東西冷戦は終結しましたが、キリスト教的自由主義文明と、イスラム教的原理主義との古くて新しい戦いがいま始まったのです。
クリスマス、バレンタインにハロウィンに興じているうちに、それは敵の陣営の祭りとみなされているかもしれません。

 

反射神経を養う

2015年11月16日

多くの経営者を取材してきて気がつくことがあります。
それは災難や難局はかならずやってくるから、そのときに反射神経的にとっさの舵を切れるかが勝負ということです。

誰にも頼れません。
突然やってくる経営の分岐点。
進むべきか退くべきか、
とっさの判断が求められる瞬間を経営者の誰もが経験しているのです。
その時どうしたらよいか、
そのために日頃から修養を積んでおく必要があります。
話題の店や流行商品を体験し、自分なりにそれが何故流行るのか、
果たして長続きするのか、
自分なりの仮説と検証を繰り返しておく。
それこそ何よりの自己研鑽と言えるでしょう。

結局のところ、他山の石がいちばん研けば光る玉になる、ということかもしれません。

とっさのために日頃から練習を積む。
それはスポーツ選手の日々の練習と一脈通じるものがあります。

地道にコツコツと、これが一流の経営者になるコツということでしょう。

夢が実現すると・・・・

2015年11月 9日

映画が近未来を予測して果たしてその通りの世の中になるのか、よく話題になります。
まず人間が考えることはいつまでも長生きしたいという夢の実現でしょう。
しかしみんなが死なない社会って幸せな社会でしょうか?
 
終身雇用の会社は
係長が300才、課長は400才、部長以上は1000才越えなければ、ポストが空くのは交通事故で死にでもしない限り可能性はない、なんてことになります。
 
「天文学的高齢社会」はあまり嬉しくありません。
現在でも、平均寿命はすでにずいぶん伸びました。
社会全体としてお年寄りをどう支えるか悩んでいます。
長生きしたいのですから、高齢社会で困った、なんて本当は矛盾しています。
 
もうひとつ夢の実現という意味で、我が国の領土を際限なく広げたいということがあります。
海を埋め立てれば土地は広がります。
沿岸に港を作るくらいならまだいいですが、ある国が太平洋をどこまでも埋め立てていけば、やがて海は消えます。
その結果自然破壊も問題になるでしょうし、だいたいどの国もエゴに走れば国際紛争は絶えないでしょう。
 
勝手に海を埋め立てそこに軍事基地をつくる。
まさかそんな子供じみた国は、現代には存在しないと思いますが・・・。
そういうエゴの国が消えることこそ夢の実現かもしれませんね。

減った年賀状

2015年11月 2日

早いもので年賀状売り出しの時期を迎えました。
若いころ、私はサラリーマンが転職と独立をするには個人人脈が欠かせないと考え、毎年年賀状を50枚ずつ増やすことを毎年の目標にして20代を過ごしました。
35歳転職の頃、毎年出す年賀状が400枚、40歳独立した頃が1000枚前後だったと記憶しています。
独立したあとはまさに年賀状が命、と必死に増やしました。

例年ゴールデンウィークのころまでにその年にきた年賀状を整理し名簿化、夏休みにその年前半に集めた名刺を名簿に加える。
9月と10月に増えすぎた名簿を吟味して減らします。
この時点で新しく増えた人脈のうち会社社長・部長以上の肩書きの人だけ残します。
そして枚数を決定して印刷するのが11月の仕事、今年分はもう印刷屋さんに行きました。

一年通じて行う最大の仕事こそ年賀状作りとして来ました。
ところが、です。
近年目に見えて返信が減りました。
法人向けが多いせいもあるかもしれませんが、こちらから2500枚以上出して、700通以下しか来なくなったのです。
一枚一枚に一筆添えて一年がかりのあげくこれでは愕然です。

メールが来て、「会社で年賀状の割り当てが減って」と書いてくる人がいます。
つまり自腹を切ってまでサラリーマンは仕事で付き合った人に年賀状を書く気はもともとないのです。
年賀状で人脈を作ることに存亡を賭ける中小企業の経営者たちと比べると、ずいぶん発想が違うなと、思います。

さて、さすがに私も昨年から年賀状の削減に乗り出しました。
本当に世話になったと実感できる人にだけ絞り込んでいます。
日本のよき習慣はこうして失われてゆくのかと、さみしさを感じつつ・・・。

大企業の脇の甘さ

2015年10月26日

東芝、東洋ゴム、旭化成に三井不動産・・・。
大企業が信じられない不祥事で、トップが頭を下げるシーンが続きます。
現場レベルの責任回避、その場を取り繕うこと、突き詰めていえば小さな失敗を真摯に受け止めず上司にいい顔をしようというサラリーマン根性が不正の動機ではないかという点が共通しています。
 
いいよなあ、大企業のエリートサラリーマンは・・・。
お客に対してではなく社内遊泳さえしていれば一生食いっぱぐれないと自他ともに認めています。
中小企業ならば小さな失敗で船が沈むから事件があれば必死に大元から改善しようとしますが大企業は一人一人のサラリーマンの御身可愛さから隠ぺいしてしまう。
 
小さなミスが露呈すれば出世にかかわるという、小さな小さな発想が結果として大きな会社の損失を招いてしまう。
 
大企業であるがゆえの脇の甘さだと思います。

爆買いの次に来るもの

2015年10月19日

ある国を侵略するということは、その土地を自由に使いビジネスを広げることでしょう。
武力でなくても相手の国に攻め入ることはできるのです。
最初のうちは観光などでたくさんの人が来るのを受け入れ側は歓迎します。
みやげにたくさんのものを買ってくれるから歓迎、歓迎です。
しかしそれも度を超すと、よその国に来て我が物顔で勝手なふるまいをする経済侵略だ、と受け入れ側が警戒してきます。
 
バブルの頃、日本人がアメリカにたくさん出かけ商品を買うだけでなく不動産やホテルまで買いあさるようになりアメリカは不快感をあらわしました。
ジャパンマネーでアメリカ合衆国の土地が26個買えるといった記事が雑誌に載り出しました。

そしてついに日本企業がロックフェラーセンタービルを買収すると日本人はアメリカ人の魂も買うのかと言われました。
その後もコロンビアピクチャーズエンターテイメントなどを買収すると非難の声が高まりました。
 
商品の爆買いの次に来るのは土地や企業の買い占めです。
結果的に投機の対象に日本がなってゆく心配があります。
 
かつて日本人が海外で受けた顰蹙が思い出されます。
 

 


 

 

1億人でも伸びる経済

2015年10月13日

70年の大阪万博と言えば日本の高度経済成長のシンボルでした。
そのころの人口はおよそ1億人、戦後7千万人位だった人口がこのくらいまで増えてきたわけです。
 
1億人でも高度成長、しかも海外との付き合いもいまと比べれば遥かに小規模な時代に経済発展を達成したのです。
 
いま日本の人口は減り始めたとはいえ、まだ1億2千万人、韓国の倍以上です。
 
人口は多いに越したことはありませんが、ピークを過ぎたからと言って悲観するほど少なくなったわけではありません。
 
問題は1億人の経済の質を上げることです。
 
確かに社会の高齢人口の割合も増えています。
しかし困難だからこそ知恵も沸くというものです。
 
女性の職場は、家事の外注化、介護、デジタルデスクワークの進展で間違いなく広がります。
子育てしながら働ける環境さえ整えれば、経済の担い手に女性がどっと参入してくるはずです。
 
自転車に乗った赤いユニフォームジャンパーの女性が颯爽と駆け回る。
女性専門の人材紹介業「インブルーム」から乳製品メーカーに派遣されたスタッフです。
「当社はただ登録女性をご紹介するだけではなく、営業支援サービス自体を当社が受注するという仕事も行っています」
野村洋子社長はこう語ります。
「牛乳やヨーグルトを配達させてほしいと、ご家庭に営業するのはだいたい男性。主婦や中高年のご家庭はともすると断りきれず契約はするもののだいたい短期間で止めてしまうという繰り返しでした。そこで女性がフォロー営業する仕事を、当社として請負い、応募してきた女性をエリアごとに何人か投入しています。この営業のアウトソーシングにより解約の防止に結び付くと好評です」
メーカーのマークの入ったユニフォーム姿だからもちろんお客さんは、メーカーの人だと考えます。
インブルームは現在都内3つの区でこの仕事を請け負っています。
 
「この地域でこういう仕事があります」、とネットで募集しますから、地元の女性が時間を無駄にせず働けることになります。
オフィスワークが中心だが、先のような営業の仕事もあり、派遣先業種は多岐にわたります。
また子育てが終わっていない主婦には在宅の仕事の希望者も多いのです。
「働く女性と、やりがいのある地元の仕事との出会いの場が少なかったと思います。年齢的にひっかかるとか、子育てでブランクがあると求人に応募しても書類選考ではねられてしまうというケースが多いですが、まず当社が面接してこれはと思う人を企業に送り込むので女性の味方になっていると自負しています」
野村さんはこう説明します。
インブルームの登録女性は既婚を中心に30代から40代が中心、働きたいという希望者が本当に多いと野村さんは言います。
 
また定年制を廃止する社会を作ることも大切です。
60歳過ぎて毎日スポーツジムに「通勤」する人が列を作っています。この人たちのエネルギーを活用できないでしょうか。
 
東京の「西武信用金庫」は定年制を廃止しました。
65歳や70歳への延長は聞くが、廃止となると前代未聞でした。
「本人の意思により80歳でも働け、しかも昇給・昇進も打ち切りはないという制度改革です。何歳まで働くかは自分で決めろ、金融のプロなのだから、自立したサラリーマンたれ、という意味も込めています」と、落合寛司理事長は言います。
「もちろん60歳で辞めたり、嘱託を選ぶこともできます。これまで退職の日に、辞める人と食事をしてきましたが、多くは本音では辞めたくないのです。体力、能力、意識、モチベーションを自己判断してやれると自分で判断したら何歳まで働いても構わない。ただし年功序列ではないから人事考課で能力が落ちてきたと判断されたら降格もありえます」
話を聞いていて、スポーツの世界に通じると思いました。
横綱は黒星が続いたら自ら引退を選ぶ。名球会に名を連ねる大選手でも、衰えの中で現役を続けようと思えば、大幅な減俸も受け入れ後のない戦いを強いられるのです。
「金融のプロならそれと同じです。ただずっと二軍で40歳までプレーする人はいない。超一流だから40歳を超えても現役なのです」と落合さん。
 
だが、年長者がポストを占拠し続けたら、若手の活躍を阻害しないのでしょうか?
「組織内の競争を公平にし、若手も活躍できる場を与えています。実際、企画提案をして立候補すれば年齢に関係なく支店長にするという制度で32歳の支店長も誕生しました」(落合さん)
定年制廃止は必要な人材を集めるのに威力があるといいます。
 
落合理事長は、定年を廃止する企業が今後増えることは日本経済、そして地域の活性化にとっても良い影響がある、と力説します。
「高齢になっても現役サラリーマンとして高収入を得続けて税金を納め、年金を本人が放棄する。そして親族が非課税で相続できるようにすれば年金問題の解決策の一助となり、国家財政に大きな貢献となります。健康に働く人が増えれば医療費も減ります。収入が減るとどうしても財布の紐は固くなりがちですが、いつまでも高収入があればどんどん消費に回り、地域に落ちるお金も多くなるはずです」
 
 
安倍総理は1億総活躍社会を作るといいます。
誰も否定はしないことですがスローガンをどう実行するかが問われます。

 

これは不況ではない

2015年10月 5日

家電量販店が店舗閉鎖を発表、それに続いて総合スーパーも店舗閉鎖に踏み切る。
居酒屋和民の行き詰まり・・・。
大きな景気の谷でもないのに小売業のリストラが進んでいます。

日本国内の総需要が減る、あるいはダウンサイジングが進んでいる、と考えると合点が行きます。

売れない理由が不況ならば価格を下げることで需要は喚起できるかもしれません。
しかし、いまや安さでは優位だったはずの業態ほど行き詰まっていることに注目しなければなりません。

人口減、高齢者の消費市場からのリタイア、9割中流どころか今や下層社会が流行語、 若年層の貧困・・・

数え上げたらきりがありません。
今までと同じではだめだということです。

数で稼ぐ、薄利多売は大企業でさえ撤退。
では中小企業はどうするか?

思い切った舵の切り方が求められています。

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