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第2クールが正念場

2016年5月16日

私は一年を3クールに分けて捉えるのが現実的と思っています。
正月休み明けからゴールデンウィーク前までのおよそ100日、
ゴールデンウィーク明けから盆休み前までのおよそ100日、
そして盆休み明けからクリスマス正月休み前までのおよそ100日の3つのクールです。

100日頑張っては一息つき、よしまた次の100日頑張ろう、と気合いを入れると一年の過ごし方にリズムが出るような気がします。

会社の決算や学校の学期なども大きく影響するかもしれませんが、人間の生理としてはこの3クールの方が捉えやすいと思うのです。

さて第2クールがスタートしました。
思わぬ地震でダブル選挙が打ちにくくなった安倍政権、消費税の決断と参議院選挙をどう戦うか、
ヒットラー登場でアメリカ大統領選挙は日本にもこれまでになく大きな影響が出そうです。
さらにイスラム国に北朝鮮、
株と為替の不安定、
東芝、シャープに続き三菱自動車の浮沈など
内外情勢は予断を許さないことばかり

第2クールは波乱万丈の展開、自分のこともさることながら、まずはこれらの多くが第2クールの100日にある程度の方向性が見えることになりそうです。

今年一年の正念場です。


 

まちを回遊させる発想

2016年5月 9日

城崎温泉は昔から外湯巡りで知られています。
志賀直哉がこの温泉地に逗留して原稿執筆していたころも、各温泉旅館に内湯はなく、泊り客は皆この街なかに設けられていた外湯と言われる公衆浴場に出かけたそうです。
当時は内湯をつくってはならないという取り決めもあったようです。
さすがに今はそれぞれの旅館が内湯を持ってはいますが、いまでも外湯めぐりは健在です。

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宿泊客は旅館名の入った浴衣と下駄、それに入浴カードを旅館からもらって7か所の公衆浴場巡りに繰り出します。
夕方4時のチェックインから翌日10時のチェックアウトまではこのカードを提示し、浴衣と下駄の旅館名で宿泊客と分かるので無料で湯めぐりができます。

宿泊以外の人は入浴券が必要になりますから組合の旅館に宿泊する人のメリットは大きくなります。

温泉街とはいっても大旅館が宿泊客を館内だけに閉じ込めてしまえば商店街の共存共栄ははかれません。

外湯めぐりによる地域おこしは外国人観光客にも評判です。

知恵と工夫で地域再生ははかれる良い見本です。

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「早朝歩き愛です(あるきめです)」に参加しました

2016年5月 2日

朝8時。
佐賀市郊外のドンキー薬局、開店前の駐車場におよそ30人が集まった。
土曜日の朝、5000歩、1万歩を目標に歩こうというイベントである。

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ドンキー薬局では昨年12月から顧客に自社シールを貼った「歩き愛です(あるきめです)」歩数計を販売、ポイントカードにハンコ30個を貯めると自社500円お買物券を進呈している。

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5000歩で1スタンプ、1万歩なら3つ


「西村さん、都会だったら1万歩は軽いでしょうけれどクルマ社会の佐賀ではムリ。5000歩でスタンプ1個、1万歩も歩いたら3つ差し上げます」
ドンキー薬局宮地キクヨ社長はこう言って始めたが、宮地さんの予想以上に「歩き愛です(あるきめです)」歩数計は効果があり、1万歩達成して毎日のように来店するお客さんが続出している。
先月行われた「さが歩き愛です(あるきめです)」にも、ドンキー薬局で手に入れた歩数計を提示すれば無料で参加でき、しかもクイズ正解で高価な賞品ももらえて認知度もアップしてきた。

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ドンキー薬局 宮地社長

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早朝歩き愛です(あるきめです)

5000歩と1万歩に分かれてスタート_320.jpg 

5000歩と1万歩に分かれてスタート

 

そこで今回始めたのは土曜日の早朝にあるモデルコースを歩いていただき、この日に限り5000歩、1万歩達成すればいつものスタンプが2倍になるというキャンペーンだった。

およそ30人が参加、あらかじめ設定したコースを歩いた。
穏やかな日和、暑くも寒くもなくしかも新緑を愛でながら、満開のツツジやハナミズキを楽しむ散歩に皆大満足。
佐賀市内には道端に恵比寿像があちこちあるが、日ごろはクルマで通過するだけの街が実に新鮮に見えたと感想を言う人が多く、まさに歩きながら地元を愛でるという「歩き愛です(あるきめです)」にふさわしい時間だった。

ドンキー薬局では口コミで健康つくりとお得という評判から「歩き愛です(あるきめです)」歩数計を買い求める人が増えている。
この日も1万歩で 通常スタンプ3つの倍の6つを押してもらい嬉しそうに皆引き上げて行った。

ツツジやハナミズキを見ながらの快適散歩_320.jpg

ツツジやハナミズキを見ながらの快適散歩

クルマでは気づかない地元の歴史にも触れられる_320.jpg

クルマでは気づかない地元の歴史にも触れられる

この日はスタンプ2倍押し!_320.jpg

この日はスタンプ2倍押し!

 


 

一億総高齢社会への対応

2016年4月25日

年をとると魚料理を好むと言いますが、私は困っています。
焼き魚は塩が、煮魚は砂糖と醤油が体によくないと医者に言われます。
煮物に漬物、味噌汁とどれをとっても高血圧には向かない食事です。
ご飯は糖質が、肉は脂肪が気になり、食べるものが見当たらないというのが現実です。

高齢社会では医者に言われなくても、健康な人でも血圧や血糖値を気にする人が主流になります。

大切なことは一部の人だけという発想を捨てることではないでしょうか?

シニアスーパーと言う発想自体が古い。
すべてにスーパーをシニア対応にすべきです。

大戸屋的外食産業 好調の背景

2016年4月18日

外食産業には使い勝手によっていくつかのパターンがあります。

朝食利用、ランチ利用、居酒屋利用 、ディナー利用といった時間帯で使い分けするもの。

あるいは結婚記念日や接待で利用するハレの日仕様から日常の食事利用と店によってTPOの使い分けがあります。

そうした中でファストフード系はコンビニに食われて概して苦戦。

居酒屋系も不振というなかで「大戸屋的定食産業」は比較的元気なようです。

定食屋と言ってもサラリーマンのランチ対応というロケーションもありますが、とくに郊外の店舗でシニアを中心に利用する店が好調と言うのが最近の傾向のようです。

リタイア後のお父さんの昼ご飯を準備するのはお母さんにとって苦痛、

また少人数家族では煮魚やてんぷらなどはしなくなった、

そういう人たちの食の外注化が進んでいると思われます。

塩分控えめ、五穀米など健康に気を使った文言もメニューに目立ちます。

ハレの食事の回数は減ってもせいぜい1000円前後で、家では調理しづらいメニューが食べられるならばそれほどの贅沢でもない。

ハレでもケでもない需要と言えそうです。

爆買いの次に備えよ

2016年4月11日

政府は2020年の外国人観光客誘致目標を現在の2倍の4千万人に引き上げるそうです。

1億2千万人の国民といっても、実際に消費購買の主力は生産年齢人口ですからざっと8千万人くらいです。
仮に外国人の消費が4千万人分上乗せされればこれは相当な購買パワーといえるはずです。

現在のいわゆる爆買いは団体ツアーで来て、限られた時間内に限られた店で買えるものを買いますからまだ範囲は限定的です。

しかしこれは今後大きく変容します。

かつて日本人も海外旅行ブームが到来した当初同じようなことをしました。

昭和50年代、ジャンボジェットが就航したころから始まる海外ツアーブームで、シャンゼリゼのブランド店はどこに行っても日本人だらけと言われました。

ツアーの限られた買い物時間では飽き足らなくなり、その後日本人も個人で旅行を楽しむようになってゆきました。
いまアジアで起きている海外旅行ブームも似たような面があります。

最初はツアーで来て爆買いをしますが、だんだんそういうことには満足しなくなり個人で何回も日本に来たいと思うはずです。

特に日本は亜熱帯の国が多いアジア各国から見ると、四季があり、季節により様々な楽しみ方ができる国です。食べ物も季節によって違いますし、祭りなども豊富にあります。

最初は団体で入門編、応用編は個人で何回も国内各地を巡る・・・。
そうした循環がすでに始まっています。

桜に限らず季節により違う花が楽しめる日本は、それだけでも外国人には驚きなのです。

そう考えると、インバウンド経済はまだ始まったばかりです。

生かさず殺さず

2016年4月 4日

医者からこう言われています。
たとえば、天ぷらそばならば、天ぷらは油だから避けてください、そばは糖質のかたまりだからやめましょう、おつゆは塩分多く避けてください。

ご飯は糖質ですから避けてください。
パンもやめたほうがいいですね。
ラーメン? 脂っこいからねえ。

焼き魚は塩が、煮魚は醤油が濃い、刺身は何もつけないならいいかなあ。
サラダはドレッシングやマヨネーズは避けましょう。
たんぱく質とるのに豆腐や納豆がいいですが、高血圧に醤油はだめなんです。
全体にいまより食事量を三分の一にしてください・・・・・・。

何も食べるものないですねえ、と私。

食前食後の薬は飲み続けてくださいね、だって。

生かさず殺さず、というわけか。

ちなみに眼科医からはこうも言われました。
「なるべく眼を使わない生活を心がけてください」

医者って頭がいいんだか悪いんだか・・・・。

日本の最大の輸出商品は「電鉄経営」

2016年3月28日

久しぶりにタイに行ってきた。
バンコク市内は自動車洪水でまったく時間が読めない。
かつてはバイクの行列だったこの国も自動車の普及が進んだ。
その大半は日本車である。
高速道路も整備されてきたとは言え、まだまだ追い付いていない。
地下鉄や高架鉄道もできてはきたが、輸送能力はとても足りない。

タイに限らず今後途上国が最も日本に求めているのは「私鉄経営」だと思う。

戦後東京や大阪がいち早く発展できたのは、私鉄各社が電車を走らせるだけでなく宅地開発や、百貨店、スーパーなどを沿線に並べ、遊園地をつくり、バスやタクシーを走らせたことによる。
こうした経営スタイルは阪急の小林一三以来のものであり、日本独自のものだ。

この経営手法をアジアに移転すれば、結果として大きな輸出が生まれる。

これはほかの国にはまねのできない日本のオリジナル商品なのだ。

日本的ライフスタイルの輸出、これこそこの国の生き残り方だと思う。

最後の大勝負

2016年3月 7日

住宅メーカーは来年消費税が引き上げられる前が最後の勝負という認識で一致している。

職人不足もあり戸建ての場合ならば、今年夏までに契約をしておかなければ来年消費税引き上げ前の引き渡しは難しいかもしれない、と思われここ数ヶ月が勝負どころとなるわけだ。

そして駆け込み需要のあと、業績の戻りはもう期待できない、と読む。
若い世代の住宅取得を手伝っていた「GS世代」の懐が株価下落などで余裕がなくなっていること、今後住宅取得の中心になる30代が就職超氷河期世代で非正規雇用が多いこと、そして何より合計特殊出生率が2.0を大きく割り込んで以降の世代、つまり夫婦どちらかが一人っ子の可能性が高く、親の家の相続権を持ち、自分で苦労して家を建てなくてもよい人たちなのだ。

買うべき人は税率引き上げ前に買ってしまうだろう、というわけだ。
それだけに今年は「最後の大勝負」である。

来年の消費税引き上げ延期も取りざたされるが、それを睨んだ最後の大勝負が始まっている。

他が成功したらやります

2016年2月29日

「GS世代研究会」でいろいろな提案を持って各企業を回ると、面白いほど類型化された反応が見られます。
中小企業や地方企業では「おもしろいですね、是非やりましょう」と前向きなのに、大企業や自治体に行くと「おもしろいですね、どこか成功事例が出たら教えてください、それから社内に提案します」と言うのです。
つまりおもしろいから他がやる前に自分からやりましょう、とはならないわけです。
中小企業なら、どこかがやる前にうちが成功させなければと必死です。

しかし沈まない船の乗組員たちは、「余計なことをして万が一に成果が上げらなければ自分の出世に響く。余計なリスクは禁物」と考えているようです。
「他の成功例があれば社内を説得しやすい」という言い草自体、上司も同じ穴のムジナと分かっているからでしょう。
やるやらないどころか、新しいことを提案しただけで上司から疎まれるとさえ、社外の人間に口外するくらいですから日本を代表する大企業の病は相当進んでいます。

みんながこう考えている組織ってだいじょうぶですかねえ。
沈まぬ船って言うけれど、みんながこんなこと考えていると肝心の国が沈んじゃうんじゃないですかねえ。

昔私がよく知っている国では、「やってみなはれ」と何でも挑戦させようという経営者がいたそうです。
その後この国が経済成長したのもこんな風土があったからこそと言われています。

中小企業が大企業になるのはこうした挑戦心があったからこそです。
大企業が滅びるのは、挑戦心を失うからです。

この国の衰退が見えますね。

私は一足先に重い石の下で長い冬眠に入りますから関係ありませんけれどね。

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