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最後の大勝負

2016年3月 7日

住宅メーカーは来年消費税が引き上げられる前が最後の勝負という認識で一致している。

職人不足もあり戸建ての場合ならば、今年夏までに契約をしておかなければ来年消費税引き上げ前の引き渡しは難しいかもしれない、と思われここ数ヶ月が勝負どころとなるわけだ。

そして駆け込み需要のあと、業績の戻りはもう期待できない、と読む。
若い世代の住宅取得を手伝っていた「GS世代」の懐が株価下落などで余裕がなくなっていること、今後住宅取得の中心になる30代が就職超氷河期世代で非正規雇用が多いこと、そして何より合計特殊出生率が2.0を大きく割り込んで以降の世代、つまり夫婦どちらかが一人っ子の可能性が高く、親の家の相続権を持ち、自分で苦労して家を建てなくてもよい人たちなのだ。

買うべき人は税率引き上げ前に買ってしまうだろう、というわけだ。
それだけに今年は「最後の大勝負」である。

来年の消費税引き上げ延期も取りざたされるが、それを睨んだ最後の大勝負が始まっている。

他が成功したらやります

2016年2月29日

「GS世代研究会」でいろいろな提案を持って各企業を回ると、面白いほど類型化された反応が見られます。
中小企業や地方企業では「おもしろいですね、是非やりましょう」と前向きなのに、大企業や自治体に行くと「おもしろいですね、どこか成功事例が出たら教えてください、それから社内に提案します」と言うのです。
つまりおもしろいから他がやる前に自分からやりましょう、とはならないわけです。
中小企業なら、どこかがやる前にうちが成功させなければと必死です。

しかし沈まない船の乗組員たちは、「余計なことをして万が一に成果が上げらなければ自分の出世に響く。余計なリスクは禁物」と考えているようです。
「他の成功例があれば社内を説得しやすい」という言い草自体、上司も同じ穴のムジナと分かっているからでしょう。
やるやらないどころか、新しいことを提案しただけで上司から疎まれるとさえ、社外の人間に口外するくらいですから日本を代表する大企業の病は相当進んでいます。

みんながこう考えている組織ってだいじょうぶですかねえ。
沈まぬ船って言うけれど、みんながこんなこと考えていると肝心の国が沈んじゃうんじゃないですかねえ。

昔私がよく知っている国では、「やってみなはれ」と何でも挑戦させようという経営者がいたそうです。
その後この国が経済成長したのもこんな風土があったからこそと言われています。

中小企業が大企業になるのはこうした挑戦心があったからこそです。
大企業が滅びるのは、挑戦心を失うからです。

この国の衰退が見えますね。

私は一足先に重い石の下で長い冬眠に入りますから関係ありませんけれどね。

緊張感や切迫感がないのは幸せ?

2016年2月22日

2月の東京に全国から受験生が集まって来ていたのはいつ頃までだったでしょうか。
大学受験生が慣れない東京で右往左往するという風景、最近は見かけなくなりました。

18才人口が減り、浪人が減り、大学のほうが学生の確保に追われだし、通年でオープンキャンパスをやり、AO入試などと称して推薦や面接だけで事実上合格を早めにだすから2月前に勝負がついているという人が多くなりました。
またここにきて人手不足が深刻で新卒採用も比較的順調、アルバイトさえ引く手あまたのようです。

進学や就職の苦労がないという社会は悪いはずがありません。
ただ、一方で今の若者を見ていると緊張感がないというか、真剣に考えなくてもなんとなくレールが敷かれているという安直さを感じるのは私だけでしょうか。

いざ勝負!
などと気負わなくてもやっていかれてしまいます。
うらやましいと思う反面、精神を鍛える場がないのでは、ひとたび難局を迎えたときにそこに立ち向かう気力があるのか、と思ってしまいます。

大きなお世話なのかもしれません。
ただ私自身は、大学受験にしても就職試験にしてもなんとか狭き門に入ろうと努力したあの時代は、今懐かしく思い返されるし、その後の人生の糧になったと思っています。

きみまろは言います。
「安心してください、今の若者が社会の第一線に出るころ、あなたは重たい石の下でながーい冬眠生活に入っていますから」

「GS世代」の新しいトレンドか?

2016年2月15日

幕張で行われたキャンピングカーのショー、大変な賑わいでした。
まず会場に犬を連れてきている人が多いこと、ペットとの旅行に対する潜在需要の大きさを感じました。
そもそもキャンピングカーというネーミングが大変な誤解を生んでいると思います。
多くの人は、テントで寝たり、飯盒炊さんをイメージしているのではないでしょうか。
クルマに中で2~4人は寝られ、キッチンに場合によってはトイレやシャワーまでついた車まであります。
発電機があり、エアコンにテレビに電子レンジ、コンセントも備わっています。
そのうえ近年はサービスエリアや道の駅あるいは大型温浴施設の駐車場などでも寝泊りができるので食事に風呂、トイレなどに困ることもほとんどないようです。
リタイア族はもちろんのこと、週末一人で出かけたいお父さんが軽自動車を改造したキャンピングカーをレンタルするという需要もあるそうです。

新しいライフスタイル提案を感じました。


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もう一度言います 今年は大変な年

2016年2月 8日

1月4日に去年はナギ状態の日本の政治経済も今年は大変な年と、この欄で書きました。
ひと月がたち早くもその兆候はあちこちに出ています。

ただ、こんなものではありません。
あと11か月、日本丸の舵取りは大変なものとなるはずです。

ポイントはアメリカもロシアも原油価格が上がってほしいと腹のなかで切望していることにあります。
かつて戦争に導いた日本の財閥をメジャーに置き換えてみてください。
彼らが原油価格を上げるために何をしたいか考えればいかに危険か、今の原油安はたちまち反転する可能性があります。
安くなっても高くなっても日本にとってアゲンストの風です。

中庸はないと覚悟すべきです。

 

記憶にない

2016年2月 1日

何をしたのか忘れ
何をするのかも忘れ
街で挨拶されて、それに挨拶を返して、はて、あの人誰だったかしら

中高年のみなさん!
お互い困ったものです

こう、綾小路きみまろさんは嘆きます。

もしどんな場合でも変な金などまったくもらった経験がなければ
そんなこと1度もありませんと全否定できますから、記憶があいまいなどと言う必要はないでしょう。
なまじ過去にもらったことがあるから
このケースはどうだったか、と考えなければなりません。

あまりにお粗末!
こんな人が、大切な大切な交渉事をして、あとでどんな内容だったか忘れましたなんて言い出したら・・・・。

そんな大切なこと忘れるようなら、

お金のことだけでなく、中高年特有の症状かも、と別の身体検査も必要ですよね

きみまろさん

恵方巻き なんで?

2016年1月25日

大阪の海苔屋さんが海苔の振興のために洒落で始めた恵方巻きがいまや国民的行事になりました。
去年食べて幸せが訪れましたか?
ご利益なかったと販売者が訴訟沙汰になったり不当表示で営業停止にもなりません。

おみくじがあたらなかったと責任を問われる神社もないでしょう。
江戸時代、富くじを販売したり興業相撲や歌舞伎を行ったのも神社仏閣、七福神参りも日本の創作です。

そういう意味で縁起物というのは実に素晴らしいマーケティングです。
今年の漢字というのもすごいアイデアで、発表の場所をわざわざ清水寺にしているのもセンスです。

大切なことは
無から有をつくりだしたこと。

憂き世だからこそ
夢を求める発想が求められます。

コタツが売れないのは暖冬のせいか?

2016年1月18日

畳の部屋でコタツで正月を迎えた方がどのくらいいたでしょうか?
旧来のコタツは近年人気が低迷、それはけっして暖冬のせいではありません。

畳に座る生活が縁遠くなったと考えるべきでしょう。
最近は椅子に座りながら入れるコタツも売られているようです。

同様に
和食の料亭や日本旅館が苦手というお年よりも増えています。
座布団に座るのが足が痛くてつらいという人や、ベッドになれているので布団で寝るのが慣れていないという人も多くなりました。

畳の上で死にたいというお年寄り、最近はお目にかかりません。

消費者の変化にもっと敏感にならなければ 売れるものも売れないと思います。

風雲急を告げる日本経済

2016年1月 8日

昨年末原油価格下落で大変だなどと言っていたマスコミ各社は年明け早々から一転、イランとサウジアラビアの断交により原油供給に不安といい始めました。

昨年末発売された経済雑誌のどこにもそんな予測はありません。

私は原発は嫌いです。しかしほとんどを火力に頼る日本の電力構造を考えれば、国際リスクヘッジのためにいまはまだ原発を手放せないと思っていますし、為政者の国民に対する責任だと考えます。

今回のイランとサウジアラビアに加えて、「イスラム国」がタンカー攻撃を仕掛けてくる危険もかなりあり、これまで原発なしでやってこられたことが先まで続けられるという保証にはならないと思います。

さらに北朝鮮の核実験も続きました。
今年は戦争がはじまる、だから平時を前提にした経済予測は意味がない、という私の昨年末以来の予言がだんだん現実のものになりつつあります。

もう一つの悪い予感があります。

私はこれを昨年2015年のキーワードで予想しましたが幸い国内では発生しませんでした。

しかし昨年2015年世界的にはむしろ前年以上に様々な疫病がアフリカなどで流行しています。
日本で広まらなかったのは幸運に過ぎません。

もう一度2014年末に発表した2015年はこうなるキーワードと昨年末に発表した2016年はこうなるキーワードをお読みください。

2015年キーワード 2015keyword.pdf

2016年キーワード 2016keyword.pdf

新しい年は大変な年

2016年1月 4日

今年は戦争があるからそれを前提に経済成長はこうなる、などと新年予測できる人はいません。
天変地異しかりです。
そんな大異変があれば予測なんて不可能と皆が思うかもしれないから、予測が外れたことも免責になるのかもしれません。
となれば、予測ってなんでしょうか?
過去の経験則の延長だけを前提に「当たった外れた」なんて意味がありますか?

私は今年ヨーロッパ、アフリカ、中近東をまきこんだ戦争が始まると見ています。
ペルシャ湾のタンカーが狙われたり、油田への自爆テロにより原油価格が高騰したりして供給不安が起これば日本は大打撃をうける可能性があると思います。

平時を前提に原油安を予測する人が多い中にあって、私は「イスラム国」は原油輸送ルートに手を出してくるとみており、そんな予測はできません。

「イスラム国」との戦争はこれまでの私たちの想像を超えた戦いが予想されます。
ニューヨークや東京の地下鉄が戦場となった時、平時の経済活動は止まります。
外国からのインバウンド需要を計算できるでしょうか?
貿易と人との国際交流は第二次世界大戦当時の比ではありません。
それらを敵の標的からすべて守ることは不可能です。
やる気さえあればテロはどこでも起こせます。

残念ながら個人や一企業のレベルでそれへの対策をとることは不可能です。
しかし、何が起きても不思議ではないという心構えは持っておかなければなりません。

その警戒心が日本ではまだまだ薄いと感じます。
戦争リスクを国家や企業経営、そして個人でも考える時期が来ているのではないでしょうか。

新年最初のこの原稿が杞憂に終わることを祈るばかりです。


 

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